代々木公園

東京都渋谷区にある東京オリンピックの代々木選手村跡地に造成された54haもの広大な都立公園が、代々木公園。道路を挟んで森林公園地区（A地区）と広場地区（B地区）とに分かれ、森林公園の3分の1は芝生広場になっていて、ファミリーにも人気。

戦前は代々木練兵場、戦後は米軍ワシントンハイツだった地

広大な森林公園地区には中央広場、噴水池、丘の広場、雑木林、ドッグラン（登録制）、パノラマ広場、バードサンクチュアリ、桜の園、梅の園、日本航空発始の碑、オリンピック記念の宿舎、サイクリングセンターがあり、北側をサイクリングコースが周回しています。
サイクリングセンターでは、大人用（14インチ〜）、子供用（補助輪付12インチ〜）に加え、カップルや親子で一緒に乗ることのできるタンデム（2人乗り）を用意。
さらには小さな子供用の練習場もあるので、自転車に乗るチャレンジもOKです。

広場地区には陸上競技場、サッカー場などがあり、大規模な野外ステージが設けられ、コンサートも開催。

代々木公園は、かつては陸軍代々木練兵場だった場所。
パノラマ広場近くには閲兵式の松が残されています。

戦後、アメリカ軍の宿舎「ワシントンハイツ」となり、その後、昭和39年に開催された東京オリンピックの選手村として使用されたという経緯もあり、オリンピック記念の宿舎が保存（ワシントンハイツの戸建住宅を選手村住宅として改修・活用、オランダ選手の宿舎として使用された1戸のみ保存）。
芝生の広さは都内屈指で、バードサンクチュアリーも設けられた野鳥の宝庫にもなっています。

売店は、イベント広場・野外ステージ近くに「パークス代々木野外ステージ前店」が営業するほか、パークス代々木の丘店、パークス代々木原宿門店の3店舗があります。

水元公園（96.4ha）、葛西臨海公園（77.9ha）、舎人公園（とねりこうえん／63.2ha）、光が丘公園（60.8ha）、そして代々木公園（54.1ha）が面積では東京23区5大公園ということに。

日本初飛行の地（日本航空発始の碑）

日本におけるエンジンを使った初の動力飛行は、陸軍代々木練兵場（現・代々木公園）において明治43年12月11日〜20日に実施され、日野熊蔵大尉のグラーデ機および徳川好敏大尉のファルマン機が初飛行に成功しています。代々木公園南口近く、梅の園の一

代々木公園・閲兵式の松

東京都渋谷区にある代々木公園は、戦前は陸軍代々木練兵場だった場所。パノラマ広場近くにあるのが閲兵式の松で、天皇の隣席のもと陸軍の部隊が整列し、閲兵を受けた地のシンボル的な松になっています。当時、ゆかりの軍人たちもここで記念撮影をすることが多

代々木公園・オリンピック記念宿舎

東京都渋谷区にある東京オリンピックの代々木選手村跡地に造成された54haもの広大な都立公園が、代々木公園。オランダ選手の宿舎として使用された建物1戸だけがオリンピック記念宿舎として保存されていますが、もともとは戦後のアメリカ占領下で建てられ