於多福坂

於多福坂

東京都港区六本木5丁目、鳥居坂の東、南北に通る坂道が、於多福坂(おたふくざか)。江戸・東京の坂道の中でもひときわユニークな坂名ですが、坂を下ると途中でいったん緩やかになり、また傾斜が加わって下り道となることから顔の真ん中の低いお多福面の形状に似ていることが名の由来です。

途中で平坦になり、再度下るのが名の由来

於多福坂
『江戸切絵図』に見る御多福坂周辺の坂道

フィリピン大使館東側から坂は始まり、最初の四つ角(交差点)でいったん凹んだように平坦となり、そしてそこから先がまた下り坂となり(TOPの画像は二度目の少し急な下り坂部分)、下りきった先で潮見坂(車止めがある坂道)とぶつかります。

武蔵野台地を構成する7つの台地のうち、もっとも江戸湾(東京湾側)に位置するのが、麻布台地。
もともと開国時の大使館は、善福寺など麻布の寺に仮設置されましたが、現在は麻布台の高台あるいは坂の途中に、アメリカ大使館、韓国大使館、スペイン大使館、スウェーデン大使館、フィリピン大使館など各国の大使館が集結し、大使館の町を形成しています。

隣接する潮見坂は、江戸時代中期以前には坂上から芝浦の海を見渡し、潮の干満を知ることができたのが名の由来といいますが、それも今では遠い昔話になっています(『江戸切絵図』に坂道名の記載はありませんから江戸時代後期にはすでに海が見えなくなっていたのかもしれません)。

於多福坂
坂名の由来となったお多福面
於多福坂
名称 於多福坂/おたふくざか
所在地 東京都港区六本木5-13〜5-14
関連HP 港区観光協会公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ・都営地下鉄麻布十番駅から徒歩5分
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鳥居坂

鳥居坂

東京都港区六本木5丁目、外苑東通りの六本木5丁目交差点から鳥居坂下・大江戸線麻布十番駅方面へと下る坂道が、鳥居坂。江戸時代には坂上に、大名屋敷や武家屋敷が、坂下に町民が暮らした場所で、坂の東側に鳥居元忠が屋敷を構えたから、あるいは、氷川神社

暗闇坂

暗闇坂

東京都港区麻布十番2丁目から元麻布3丁目を結ぶ坂道が、暗闇坂。坂の途中には赤レンガ造りが素敵なオーストリア大使館があります。坂上の長伝寺前の交差点は、「麻布一本松」を目印に暗闇坂、大黒坂、一本松坂、狸坂と4つの坂道に分かれる不思議スポットで

於多福坂

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