東京都千代田区丸の内1丁目、東京駅6番線と7番線の線路の間に置かれているのが、東京駅0キロポスト(上野東京ライン0キロポスト)。0キロポスト(ゼロキロポスト)とは鉄道の起点を表す0km pointのこと。6番線と7番線線路の間に置かれているポストは、東北本線、東海道本線の起点を表しています。
東北本線、東海道本線の起点を表示
東京駅6番線は京浜東北線の南行(蒲田・関内方面)、7番線は上野東京ラインの大宮方面。
京浜東北線、上野東京ラインはともに運用上の名称で、路線的には東海道本線、東北本線なので、東海道本線(東京駅〜神戸駅間)589.5km、東北本線(東京駅 – 盛岡駅間)535.3kmの起点を表示していることに。
鉄道では路線ごとに起点と終点が定められ、終点から起点方面を「上り」、起点から終点方面を「下り」と呼んでいますが、JRの場合は、鉄道開業以来の歴史を受け、基本的には東京駅へ向かうのが「上り」、その逆が「下り」になっています。
東海道本線の資材運搬用に、東海道本線よりも先に開業した武豊線(たけとよせん/愛知県・大府駅〜武豊駅)は、大府駅に向かうのが「下り」と逆方向に。
ちなみに鉄道は、昭和5年まではメートルではなくマイルで表示していたため、現在の0キロポストは、0哩標(ぜろまいるひょう)と呼ばれていました。
また、キロポストも、1kmごとに立ち、24と表示されていれば、起点から24kmだということがわかります(さらにそれを補う500mごと、細分化した100mごとの3種類の標識を設置)。
東京駅0キロポスト(上野東京ライン0キロポスト) | |
名称 | 東京駅0キロポスト(上野東京ライン0キロポスト)/とうきょうえきぜろきろぽすと(うえのとうきょうらいんぜろきろぽすと) |
所在地 | 東京都千代田区丸の内1丁目 |
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