東京駅0キロポスト(京浜東北線0キロポスト)

東京駅0キロポスト(京浜東北線0キロポスト)

東京都千代田区丸の内1丁目、東京駅3番線ホームの線路脇に置かれているのが、東京駅0キロポスト(京浜東北線0キロポスト)。0キロポスト(ゼロキロポスト)とは鉄道の起点を表す0km pointのこと。3番線ホームに置かれているポストは、東北本線、東海道本線の起点を表しています。

東海道本線と東北本線の起点を表示

大宮駅〜横浜駅を結ぶ京浜東北線、0キロポストのある東京駅の3番線は上野・大宮方面のホームです。

横浜駅〜磯子駅〜大船駅の根岸線と一体的に運用されていますが、実際には京浜東北線というのは運用上の名称で、東京駅〜横浜駅は、東海道本線、東京駅〜大宮駅は東北本線ということになります。

つまり、京浜東北線のホーム横に置かれた0という印は、東海道本線(東京駅〜神戸駅間)589.5km、東北本線(東京駅 – 盛岡駅間)535.3kmの起点を表示していることに。
それゆえにでしょうか、東京駅の0キロポストの中でも、実用第一で、飾り気なしのポストになっています。

鉄道では路線ごとに起点と終点が定められ、終点から起点方面を「上り」、起点から終点方面を「下り」と呼んでいますが、JRの場合は、鉄道開業以来の歴史を受け、基本的には東京駅へ向かうのが「上り」、その逆が「下り」になっています。
東海道本線の資材運搬用に、東海道本線よりも先に開業した武豊線(たけとよせん/愛知県・大府駅〜武豊駅)は、大府駅に向かうのが「下り」と逆方向に。

ちなみに鉄道は、昭和5年まではメートルではなくマイルで表示していたため、現在の0キロポストは、0哩標(ぜろまいるひょう)と呼ばれていました。
また、キロポストも、1kmごとに立ち、24と表示されていれば、起点から24kmだということがわかります(さらにそれを補う500mごと、細分化した100mごとの3種類の標識を設置)。

東京駅0キロポスト(京浜東北線0キロポスト)
名称 東京駅0キロポスト(京浜東北線0キロポスト)/とうきょうえきぜろきろぽすと(けいひんとうほくせんぜろきろぽすと)
所在地 東京都千代田区丸の内1丁目
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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