高ヶ坂石器時代遺跡

東京都町田市、鶴見川上流の恩田川沿いの段丘上にある縄文時代の集落跡が、高ヶ坂石器時代遺跡（こうがさかせっきじだいいせき）。牢場遺跡、稲荷山遺跡、八幡平遺跡の3遺跡の総称で、一帯には縄文時代にムラが築かれていたことが判明、牢場遺跡では発掘された敷石住居跡に覆屋をかけて保存、ガラス越しに見学ができます。

高台にある縄文時代の竪穴住居と配石遺構が国の史跡に

大正14年、後藤守一博士により牢場遺跡が調査され、繩文式時代中期の敷石住居跡であることが判明。
畑のゴボウが曲がって成長することがきっかけに発見された遺跡で、縄文集落遺跡の解明では、わが国最初のもの。

稲荷山遺跡は牢場遺跡に隣接した場所で発見された縄文時代後期～晩期の配石遺構です。
実際の遺構は埋め戻されて保存されていますが、遺構の様子が埋め戻した場所の上に再現され、見学することができます。

八幡平遺跡は、牢場、稲荷山遺跡と谷を隔てた台地に位置し、縄文時代中期末の敷石住居跡が発見されています。
昭和43年に八幡平遺跡の環境整備の一環として行なわれた発掘調査で、既存の指定地からは遺構が見つからず、隣接地から敷石住居跡が発掘されたため、既指定地を解除し、遺構のある部分を新たに追加指定しています。
八幡平遺跡も実物の遺構を見ることはできませんが、遺構の様子が埋め戻した場所の上に再現されています。

高ヶ坂石器時代遺跡・牢場遺跡

東京都町田市高ヶ坂2丁目、隣接する稲荷山遺跡（縄文時代後期～晩期の配石遺構）、谷を隔てた台地上の八幡平遺跡（縄文時代中期末の敷石住居跡）とともに高ヶ坂石器時代遺跡（国の史跡）を形成するのが、牢場遺跡（ろうばいせき）。大正14年に発見された敷

高ヶ坂石器時代遺跡・稲荷山遺跡

東京都町田市高ヶ坂2丁目、大正14年に楕円形の敷石住居跡が発掘された牢場遺跡（ろうばいせき）の西南27mに位置する縄文時代の遺跡が、稲荷山遺跡（いなりやまいせき）。縄文時代後期～晩期の配石遺構で、牢場遺跡、谷を隔てた八幡平遺跡とともに高ヶ坂

高ヶ坂石器時代遺跡・八幡平遺跡

東京都町田市高ヶ坂2丁目、東側を恩田川、西側を芹ヶ谷公園となっている谷に挟まれた標高86mの丘陵の頂部に位置する縄文時代の敷石住居跡遺構が、八幡平遺跡（はちまんだいらいせき）。谷を隔てた牢場遺跡、稲荷山遺跡ととともに国の史跡に指定される高ヶ