東京都世田谷区深沢7丁目〜8丁目、世田谷区内を流れ、九品仏川と合流して東京湾に注ぐ二級河川・呑川(のみかわ/14.4km)の国道246号〜駒沢通りまでの区間870mが水面をそのまま残した呑川親水公園(0.47ha)として整備。川の土手に植栽された300本の桜がそのままに現存し、「呑川の桜」として春は桜の名所になっています。
深沢を流れる呑川上流部が親水公園に
深沢という地名は文字通り、深い沢という地形由来で、呑川が台地を浸食して谷を形成したもの。
川沿いには多くの湧水があった場所ですが、都市化の波で往時の風景は失われています。
深沢八丁目無原罪特別保護区(通常は非公開)は、呑川の源流のひとつとなる湧水池がありますが、私有地(無原罪聖母宣教女会の敷地)のため立ち入ることができません(例年7月、11月に世田谷トラストまちづくりによって公開されています)。
神明橋〜下山橋の桜は、かつて土手に植えられた桜が成長したもので、桜並木は玉川通りまで続いています。
呑川親水公園の水中にはザリガニが生息し、河畔にはアヤメなども植栽され、初夏から秋なら緑陰の散策が可能。
流れる川の水は、川底から湧き出す水や周囲から流れ込む水などを貯水槽に貯え、ポンプを使って循環させるもの。
呑川親水公園の下流、深沢1丁目〜5丁目の区間1152.6mは、下水道幹線として暗渠化された上部が呑川緑道となっているので散策に絶好です。
ちなみに呑川親水公園、呑川緑道のせせらぎに流れる水は、実は大田区などをながれる呑川の下流部には送られておらず、水系としては呑川ですが、実際には人工河川となっているのです。
呑川親水公園 | |
名称 | 呑川親水公園/のみかわしんすいこうえん |
所在地 | 東京都世田谷区深沢7-1地先 |
関連HP | 世田谷区公式ホームページ |
電車・バスで | 東急電鉄桜新町駅から徒歩10分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 玉川公園管理事務所 TEL:03-3704-4972/FAX: 03-5706-1361 |
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