呑川緑道（世田谷区）

東京都世田谷区5丁目〜1丁目、世田谷区内を流れる呑川の上流部は、呑川親水公園になっていますが、その下流部に続くのが全長1152.6mの呑川緑道（のみかわりょくどう）。呑川自体は下水道幹線として世田谷区内では暗渠化されており、一部には人工的な流路も築かれ、緑陰の散策にも絶好です。

暗渠化された呑川の地上部分に人工流路と緑道を設置

二級河川の呑川は、世田谷区内では下水道幹線整備により暗渠化され、呑川親水公園を流れる水も湧水などをろ過循環させているにすぎません。
世田谷区内の呑川緑道に設けられた流路も新宿区にある落合下水処理場の高度処理水をパイプで引水したもので、呑川とは関係のない人工的な流路なのです。
その意味では、世田谷区内では呑川の廃川部分を呑川親水公園、呑川緑道としていることに。

呑川は目黒区工大橋付近で開渠となり、川となって東京湾を目指して流れていますが、大田区・目黒区区境の大森南5丁目〜河口部の9kmには、大田区が川沿いに呑川緑道を整備しています。

大田区内では呑川の河川が残され、呑川を吹き抜ける風によりヒートアイランド現象など都市気候を緩和させる「風の道」を創出しているのです。

呑川親水公園

東京都世田谷区深沢7丁目〜8丁目、世田谷区内を流れ、九品仏川と合流して東京湾に注ぐ二級河川・呑川（のみかわ／14.4km）の国道246号〜駒沢通りまでの区間870mが水面をそのまま残した呑川親水公園（0.47ha）として整備。川の土手に植栽