警視庁によれば、2025年の山岳遭難者数は、前年対比176件増の3122件、遭難者数は前年対比266人増の3623人となっています。県別の発生件数では長野県がTOPで358件・392人ですが、実は山単体の遭難者数では高尾山(東京都)が106人と最多で、「魔の山」は高尾山という現実が!
高尾山、丹沢、秩父、身近な山が実は「魔の山」

北アルプスの穂高岳は「岩と雪の殿堂」とも称され、日本アルプスの最難関コースもありますが、遭難者数は78人(前年比12人増)と高尾山には及びません。
訪日外国人に人気で、開山シーズン以外の無断登山での遭難も話題になる富士山は49人で、こちらは弾丸登山の規制が功を奏して、前年に比べてほぼ半減(2024年は97人)。
高尾山は、2023年に133人、2024年が131人、2025年106人と減少傾向にはありますが、それでも首位の座がゆるぎません。
事故を起こした人に話を聞くと、「高尾山なら大丈夫だと思っていた」、「登ってみたら、思ったよりきつかった」、「下り道が大変で足が動かなくなった」などという人が多数。
地元警視庁高尾署によると、体力を消耗し、下山途中に立ち上がれなくなった、つまずいて動けなくなったなど、普段のトレーニング不足が推測できる事故が例年数あるとのこと。
高尾山の登山ルートは自然研究路と称され、とくに1号路は舗装道路。
ケーブルカーを利用し、1号路で山頂に到達、下りを別ルートという人も多いのですが、1号路以外はすべて山道です。
そのうち、4号路ではたびたび滑落事故が発生し、死亡事故も発生しています。
1号路は人が多いので、静かな山歩きを楽しみたいと、他のルートを選ぶ人のなかにも、日頃のトレーニング不足で、途中でギブアップしたり、疲労で転倒したりするケースも。
慌てて、スマホで通報し、救助に向かうというシーンが頻繁に発生しているのです。
非常食や懐中電灯程度はリュックに入れておくこと。
さらにトレッキングシューズ程度の靴は最低限、必要です(とくに下り道で重要です)。
親子は離れ離れに歩かないのも基本。
高尾山に限らず、丹沢山塊168人(前年比6人減)、秩父山系171人(前年比20人増)と広い山系だと、秩父山系の遭難者数が際立ちます。
穂高岳、白馬岳の遭難がニュースになりますが、意外にも身近な山が「魔の山」ということに。

| 遭難者数日本一の「魔の山」、実は高尾山! | |
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