東京メトロ有楽町線豊洲駅・廃線跡ホーム

東京都江東区豊洲2丁目、東京メトロ有楽町線と、ゆりかもめ（東京臨海新交通臨海線）が乗り入れる豊洲駅。東京メトロは、島式ホーム2面4線の構造ですが、2番線と3番線の線路は塞がれ、ホームドアを残したまま、通路となっています（線路は休止状態）。これが豊洲駅・廃線跡ホームです。

現在塞がれた2番線、3番線の線路は、豊住線として復活？

ホームの改良工事が終了した令和2年3月以降は、1番線は新木場方面行き、4番線が池袋・和光市・森林公園・飯能方面行きで、2番線と3番線は欠番状態。
乗降客がホームドアの隙間を通り抜け、隣り合う2つのホームを横断という不思議な空間が生まれています。

豊洲駅の廃線跡、東京ベイエリアにある｢知られざる廃線跡｣などといわれるのもそのため。

東京オリンピックでメイン会場へのアクセス拠点である豊洲駅に利用客が集中し、混雑するのを防ぐための一時的な措置で2番線と3番線を塞いだことから、ホームドアだけでなく出発案内などの各種設備もいつでも使える状態です（正確には廃線跡ではなく、休止線ということに）。

豊洲駅～半蔵門線住吉駅を結ぶ地下鉄の新線である地下鉄8号線（通称・豊住線）の開業を意識し、住吉駅も地下鉄8号線開業に対応した設計となっているので、近い将来2番線、3番線が復活、住吉駅を目指した車両が走るのかもしれません。