東京都中央区にあるJR総武本線(横須賀線に直通する総武快速線)の駅が、馬喰町駅(ばくろちょうえき)。東京駅に進入する総武本線の地下区間の駅で、昭和47年7月15日の開業時には、海抜−30.58mで、国鉄の駅で最も地中深くにある駅でした。関東地方屈指の難読駅名としても有名です。
地下駅のため開業時は「国鉄で一番低い駅」だった!
国鉄最高所の駅、小海線野辺山駅に対し、馬喰町駅は「国鉄で一番低い駅」をPRしましたが、後に標高が−27.14mに修正され、さらに低い京葉線東京駅(−29.19m)が誕生しています。
総武本線は、この馬喰町駅〜東京駅がJR東日本東京支社(旧・東京鉄道管理局)、錦糸町駅からが千葉支社(旧・千葉鉄道管理局)ということに。
駅周辺には、ファッション、服飾雑貨、生活雑貨の日本橋横山町問屋街、馬喰町問屋街があり、「日本最大の現金問屋街」といわれています。
有名な「サカゼン」も本店は、日本橋横山町です。
馬喰町という風変わりな名の由来は、牛馬の売買や治療を行なう博労(ばくろう=馬喰)が多く住んだため、あるいは近くにあった初音馬場(はつねのばば)を博労頭の高木源兵衛、富田半七が管理していたためといわれています。
初音馬場は、徳川家康が関ヶ原出陣に必要な数百頭の軍馬を管理したともいわれる歴史ある馬場です。
馬喰町駅 | |
名称 | 馬喰町駅/ばくろちょうえき |
所在地 | 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目 |
関連HP | JR東日本公式ホームページ |
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