大宮八幡宮

大宮八幡宮

東京都杉並区大宮にある源頼義(みなもとのよりよし=河内源氏2代目棟梁)が創建したと伝えられる古社が、大宮八幡宮。氷川神社(さいたま市)、秩父神社(秩父市)とともに武蔵国三大宮で、江戸時代に隆盛した八八幡詣(ややはたもうで)の江戸八所八幡のひとつ。

源頼義創建、武蔵国三大宮のひとつ「多摩の大宮」

大宮八幡宮

平安時代、陸奥守として陸奥の政庁であった多賀城に着任するなど、東国の治安維持に尽力し、東国の源氏の祖となったのが源頼義。
晩年に出家して、河内源氏の氏神である石清水八幡宮を勧請して、大宮八幡宮、鶴岡若宮(鶴岡八幡宮の前身)、壺井八幡宮(大阪府羽曳野市)などを創建しています。
八幡神は、神仏習合時代には八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ)で、神社境内には神宮寺が建っていました。
八幡大菩薩は、武神、仏教守護の神として武家に尊崇され、江戸時代まで隆盛したのです(明治の神仏分離で神号を「八幡大菩薩」から「八幡大神」に変わっています)。

大宮八幡宮は、社伝によれば康平6年(1063年)、前九年の役の戦乱を平定したお礼に創建したと伝えられ、往時には広大な境内を誇っていました。
明治維新で神仏分離、廃仏毀釈の荒波を受け、神宮寺の大宮寺が廃寺になり、3万5000坪が政府に収容されていますが、現在も境内は1万5000坪と、東京23区内にある神社の中で、明治神宮(21万1750坪)、靖国神社(2万8000坪)に次ぐ面積を誇っています。

大宮八幡宮
名称 大宮八幡宮/おおみやはちまんぐう
所在地 東京都杉並区大宮2-3-1
関連HP 大宮八幡宮公式ホームページ
電車・バスで 京王西永福駅から徒歩10分、京王永福駅から徒歩12分
駐車場 参拝者専用駐車場(10台/無料)、周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 大宮八幡宮 TEL:03-3311-0105/FAX:03-3318-6100
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
大宮八幡宮

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