奥多摩湖・留浦の浮橋

奥多摩湖・留浦の浮橋

東京都西多摩郡奥多摩町、東京都水道局が管理する小河内ダムのダム湖が奥多摩湖(正式名称:小河内貯水池)。そのダム湖の誕生で生活道路の代替手段として築かれたのが湖上2ヶ所の浮橋。ダム湖の奥、山梨県との県境近くにあるのが留浦の浮橋(とずらのうきはし)です。

東京都最奥の集落に架る美しい浮橋

奥多摩湖では麦山の浮橋がドラム缶橋として有名ですが、留浦の浮橋も同じ形状の浮橋。
留浦の集落から対岸に架かる浮橋で、かつては対岸の山林に入る手段として重要な道だったのです。
小河内ダムの完成(昭和32年11月26日竣工)で、留浦の集落も水没。
留浦の浮橋のたもと、国道411号沿い、とろろめし定食や自家製の刺身こんにゃくが人気の食堂「島勝」もかつては集落で万屋(よろずや)を商っていましたが、水没とともに移転し、食堂に転じたのです。
往時は20軒あった留浦集落も今では数軒に。
そんな東京の最奥の集落にあるのが、この留浦の浮橋です。

世界最大の水道専用ダムともいわれる東京の水瓶、奥多摩湖。
ダム湖の完成で移転したのは945世帯にも及びます。
ダム建設に伴い水没した対岸との通行路の代替として設置されたのが、麦山の浮橋、そして留浦の浮橋です。

奥多摩湖・留浦の浮橋
名称 奥多摩湖・留浦の浮橋/おくたまこ・とずらのうきはし
所在地 東京都西多摩郡奥多摩町留浦
関連HP 奥多摩観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR奥多摩駅から西東京バスで留浦バス停下車、徒歩1分
ドライブで 圏央道青梅ICから約40km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 奥多摩町観光案内所 TEL:0428-83-2152/FAX:0428-83-2789
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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