大坂トンネル展望台

大坂トンネル展望台

東京都八丈町、八丈島の大賀郷から服部屋敷のある樫立地区へと向かう途中、東京都道215号(八丈循環線)の大坂トンネル手前にあるビューポイントが、大坂トンネル展望台。八丈富士(西山火山)と八丈小島というふたつの火山体、横間ヶ浦から八重根港、南原千畳敷への海岸線を眺める絶景の展望台になっています。

八丈富士と八丈小島を眺める絶景の地

大坂トンネル展望台
全長1325mという長大な逢坂橋

東京都道215号(八丈循環線)の大坂トンネル手前(大賀郷側)、その山側に駐車スペースがあり、横断歩道で海側の路側(歩道が整備されています)へと渡ると絶景が。
陸側にも展望台らしきものがありますが、都道が邪魔をするので、車の通行に気をつけて都道を渡り、海側の歩道から眺望を楽しむのがおすすめです。

全長151mの大坂トンネルは明治40年、日露戦争の戦勝記念に開通した歴史あるトンネルで、大賀郷と坂上を結ぶので大坂トンネルと名付けられました。
また大賀郷から展望台へと至る坂道には全長1325mという長大な逢坂橋が架橋されています。

勤王の志士で慶応2年(1866年)に八丈島へ配流された鹿島則文(かしまのりぶみ=鹿島神宮宮司家の第67代目、赦免された後、勅命により伊勢神宮の責任者を勤め、晩年は鹿島神宮大宮司に)は八丈八景を選定していますが、この近くから(逢坂橋あたりの旧道)の眺めを大坂夕照(おおさかせきしょう)として八景のひとつにしています。

八丈富士の中腹にある八丈富士ふれあい牧場・展望台とはちょうど対峙する位置関係なので、眺望を見比べるのもおすすめです。

ちなみに、大坂トンネル手前のコンクリート擁壁に、四角く巨大な穴が開いているのは、アメリカ軍を迎撃するために陸軍(独立野戦重砲兵第一〇〇大隊)が構築した九六式十五糎榴弾砲を配備したトーチカの跡です(侵入するアメリカ海軍の艦船を砲撃)。

大坂トンネル展望台
八丈小島に沈む夕日
大坂トンネル展望台
名称 大坂トンネル展望台/おおだかとんねるてんぼうだい
所在地 東京都八丈町八丈島大賀郷
ドライブで 八重根港から約3.5km、底土港から約6.5km、八丈島空港から約5km
駐車場 5台/無料
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長友ロード

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八丈富士ふれあい牧場・展望台

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大坂トンネル展望台

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