倉沢のヒノキ

倉沢のヒノキ

東京都西多摩郡奥多摩町日原、日原街道と呼ばれる都道204号日原鍾乳洞線(都道の最北端)途中、倉沢谷側に入った山中にそびえるのが、倉沢のヒノキ。東京で最大というヒノキの巨樹で、樹齢は推定1000年。近くには廃村となった倉沢集落の石垣が残されています。東京都の天然記念物に指定。

倉沢廃村近くにある倉沢山大権現(倉沢鍾乳洞)の御神木

推定樹齢1000年ということで、地元で「千年ヒノキ」とも呼ばれるのが、倉沢のヒノキ。
樹高34m、幹周り6.3mの巨樹で、自生木としては都内最大のヒノキ。

「公園の父」といわれる林学博士・本多静六は明治37年刊行の『森林家必携』のなかで「本邦第一の檜」と讃えています。
古くから霊場として知られていた倉沢鍾乳洞(以前は観光鍾乳洞でしたが現在は廃洞に/倉沢谷の奥にあります)を本宮とする倉沢山大権現(一般入洞禁止)の御神木にもなっていました。

日原鍾乳洞とともに、鍾乳洞は大権現(権現=仏が神の姿で地上に現れること)の社殿と見なされ、入洞を参詣と呼んでいました(明治の廃仏毀釈で廃寺に)。

倉沢のヒノキへは、都道204号日原鍾乳洞線沿いに入口があり、入口から尾根に向かって山道を歩くこと15分ほど。
倉沢のヒノキから倉沢廃村跡へはさらに踏み跡を5分ほど歩きますが、崖もあるので倉沢のヒノキで引き返すのが無難です。

倉沢のヒノキ
名称 倉沢のヒノキ/くらさわのひのき
所在地 東京都西多摩郡奥多摩町日原567
関連HP 大多摩観光連盟公式ホームページ
電車・バスで JR奥多摩駅から西東京バス東日原行きで18分、倉沢下車、徒歩20分
問い合わせ 奥多摩町観光案内所 TEL:0428-83-2152/FAX:0428-83-2789
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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