氷川の三本杉

氷川の三本杉

東京都西多摩郡奥多摩町氷川、JR青梅線・奥多摩駅近く、多摩川と日原川(にっぱらがわ)の合流点に鎮座する氷川神社の御神木が、氷川の三本杉。樹高50m、幹周り7.5mという杉の巨木で、根元近くから3本に分かれているのが名の由来。東京都随一の杉の巨木といわれています。

東京随一の巨杉は、奥氷川神社の境内に

東京都の天然記念物にも指定される杉の巨木で、推定樹齢は650年〜700年。
鎌倉時代に植えられたという伝承があり、神木として保護されてきました。

奥氷川神社は、埼玉県さいたま市の氷川神社、所沢市の中氷川神社とともに武蔵三氷川を構成(ほぼ一直線に並んで本社・中社・奥社の関係)、源頼朝を始めとする坂東武者は氷川神を信仰していたので、鎌倉時代に植えられたという伝承にも信憑性があります。

初の国造・无邪志国造(むざしのくにのみやつこ)である出雲臣伊佐知直(いさちのあたひ)が、最初に祖神の氷川神を祀ったのがこの奥氷川神社ともいわれるので、まさに武蔵国の聖地に植えられた神木ということに。

氷川の三本杉
名称 氷川の三本杉/ひかわのさんぼんすぎ
所在地 東京都西多摩郡奥多摩町氷川185
電車・バスで JR奥多摩駅から徒歩2分
ドライブで 圏央道青梅ICから約26km
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
奥氷川神社

奥氷川神社

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