本郷弓町のクス
東京都文京区本郷1丁目、住宅街の一角にそびえる楠(クスノキ)の巨木が、本郷弓町のクス(ほんごうゆみちょうのくす)。樹高20m、幹周り8.5m、推定樹齢600年という。司馬遼太郎の『街道をゆく』本郷界隈にも、江戸時代から有…
東京都文京区本郷1丁目、住宅街の一角にそびえる楠(クスノキ)の巨木が、本郷弓町のクス(ほんごうゆみちょうのくす)。樹高20m、幹周り8.5m、推定樹齢600年という。司馬遼太郎の『街道をゆく』本郷界隈にも、江戸時代から有…
東京都文京区湯島3丁目、湯島天満宮の南200mほどの場所にある坂道が、実盛坂。階段部分は20mほどですが、石段の急坂が東西に続き(西側に上るかたち)、足がすくむほどの急坂。一帯は平安時代に長井庄と呼ばれ、斎藤実盛(さいと…
東京都文京区目白台1丁目にある坂道が、幽霊坂(ゆうえれいざか)。幽霊坂は港区の三田にもありますが、幽霊が出そうなイメージに近いのは文京区の方。肥後細川庭園の西側から和敬塾と目白台運動公園の間を上る急な坂道で、地元の人は通…
東京都文京区本駒込3丁目(駒込病院敷地内)、縄文時代の遺跡(貝塚)の上に江戸時代の遺構が重なるのが、動坂遺跡(どうざかいせき)。昭和49年、都立駒込病院の外溝工事中に貝塚が発見され、発掘調査の結果、住居跡と土器が出土して…
東京都文京区後楽1丁目にある都立庭園が、小石川後楽園。水戸徳川家の江戸上屋敷内につくられた築山泉水回遊式の大名庭園で、その玄関門にあたるのが唐門。私的空間である内庭と、後楽園を隔てる役割の門で、戦災で焼失していましたが、…
東京都文京区音羽1丁目と小日向3丁目の間にある坂道が、鼠坂(ねずみざか)。森鴎外の小説『鼠坂』の舞台となった坂で、音羽の谷から小日向台(こひなただい=武蔵野台地の台地部分)に向かって急勾配の石段が続く坂道です。武蔵野台地…
東京都文京区本郷4丁目、樋口一葉菊坂旧居跡のある菊坂から坪内逍遥旧居・常盤会跡へと上る石段の坂が、炭団坂(たどんざか)。本郷台地の高台へと上る坂で、全長は35mほどですが急な石段が続き、途中には3ヶ所の平坦なテラスが設け…
東京都文京区にある「ホテル椿山荘東京」は、ワシントンホテルで知られる藤田観光グループの東京におけるフラグシップホテル。国内最大級の「霧の庭園」の演出である東京雲海&千の光のライトアップは、通年行なわれていますが、…
東京都千代田区神田駿河台4丁目と文京区湯島1丁目の間を流れる神田川に架る橋が、聖橋(ひじりばし)。優美なコンクリートアーチ橋は、関東大震災後に架橋された復興院(後の復興局)の震災復興橋梁のひとつで、昭和2年の完成。御茶ノ…
東京都台東区と文京区の境、不忍池の池之端から、本郷の台地上へと上る坂が、無縁坂。旧岩崎庭園の北側の縁を上るので、赤レンガの壁が印象的です。さだまさし作詞・作曲でグレープの歌った『無縁坂』、里中満智子の漫画『無縁坂』、森鷗…
東京都文京区千駄木1丁目にある、文豪・森鴎外のミュージアムが、文京区立森鴎外記念館。文京区は森鴎外が大正11年7月9日に没するまで、『青年』、『雁』、『高瀬舟』など数々の名作を著した「観潮楼」があったゆかりの地。記念館の…
東京都文京区小日向4丁目にある浄土宗の寺が深光寺(じんこうじ)。善誉上人が寛永16年(1639年)に創建。境内には曲亭馬琴(きょくていばきん)と称した『南総里見八犬伝』の作者・滝沢馬琴の墓(たきざわばきんのはか=滝沢馬琴…