東京都西多摩郡奥多摩町と山梨県北都留郡丹波山村(たばやまむら)の境界に位置する標高1937mのピークが、小雲取山。雲取山と石尾根で続き、雲取山の前衛峰的な存在で、雲取山(2017.1m)、芋木ノドッケ(1946m)に次ぐ、東京都第3位の高峰です。
東京都第3位の高峰は雲取山のすぐ横に
JR青梅線・奥多摩駅のある氷川地区からから六ツ石山(標高1478.8m)、鷹ノ巣山(1736.6m)、七ツ石山(1757.3m)、小雲取山、そして雲取山(2017.1m)と続く、「東京の屋根」・石尾根のなかの一座。
石尾根の縦走コースにありますが、一般的には、鴨沢バス停を起点とし七ツ石小屋を経て雲取山に至る登山コースで通過するピークで、小雲取山を目的とする登山者は皆無です。
実は、尾根沿いと思える登山道は、丹波山村側(山梨県側)の少し下を通っているので、山頂へは1分ほど脇にそれる必要があります。
山頂は木に山名板がくくりつけてあるだけの樹林に囲まれたピークですが、西側を探すと、富士山を眺める絶好のビュースポットもあります。
雲取山荘の初代管理人で、「鎌仙人」と呼ばれた富田治三郎が鎌で切り開いた富田新道は、日原川側からこの小雲取山の登り詰めるルートですが、ロングコースとなるので、下山に利用する人が多い道です。
小雲取山 | |
名称 | 小雲取山/こくもとりやま |
所在地 | 東京都西多摩郡奥多摩町日原・山梨県北都留郡丹波山村 |
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