東京都神津島村、神津島の中央にそびえる天上山(標高571.8m)。山上には平安時代初期の承和5年(838年)の噴火で誕生した溶岩ドームに由来する2つの砂漠地帯があり、少し小さい方の砂漠が表砂漠です。黒島登山口、白島登山道口からの登山道が合流するのがこの表砂漠です。
天上山の中心に位置する山上の砂漠地帯
神津島港から黒島登山道を使い、表砂漠まで2時間10分。
天上山山上の表砂漠を抜け南の裏砂漠までは20分ほど(裏砂漠展望地まで徒歩25分)。
北に歩けば最高点(標高571.8m)で徒歩15分。
ひょうたん型をした天上山の黒島部分は、複数の溶岩ドーム(流紋岩質)の集合体。
西側の白島は火口から噴出した軽石や火山灰が堆積した火砕丘が主体です。
天上山西縁の火砕丘と、溶岩ドームの急峻な場所(溶岩ドームの縁)からその下部には、雨水が透過しやすく、植物が生育しないため、砂漠になっているのです。
黒島登山道を登りに使い、白島登山道を下山ルートに使うのが一般的ですが、白島登山道は想像以上に時間がかかるので、山上でのんびりし過ぎないよう注意が必要です(異色の景観の連続で、ついつい長居をしてしまいます)。
天上山・表砂漠 | |
名称 | 天上山・表砂漠/てんじょうさん・おもてさばく |
所在地 | 東京都神津島村天上山 |
関連HP | 神津島観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 神津島港から黒島登山口まで徒歩40分 |
問い合わせ | 神津島観光協会 TEL:04992-8-0321/FAX:04992-8-0323 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |