東京都江東区新木場4丁目、東京ヘリポート北側、荒川の河口部に築かれた東京メトロ(東京地下鉄)の車両基地が、新木場車両基地。有楽町線の車両基地(和光検車区新木場分室)ですが、列車検査を担っているため、東西線、千代田線、半蔵門線、南北線の車両が入線・出線することもあります。
通常は「緑と海の橋」から俯瞰的に見学が可能

東京都港湾局が保有する土地を、当時の帝都高速度交通営団(営団地下鉄)が買収し、車両基地を築いたもの。
地下鉄車両の冷房改造などもここで行なわれてきました。
総合研修訓練センターも併設され、総延長700mの訓練線も設置。
この訓練線には路線記号もKが割り当てられ、路線カラーも千代田線と同じ緑が割り当てられています。
実際の駅と同様のセンター西駅(K-01)、センター中央駅(K-02/1番線はホームドア装備)、センター東駅(K-03)という模擬駅、模擬ホームもあり、ここで様々な訓練が実施されています。
有楽町線の車両基地ですが、千代田線の場合は霞ケ関駅〜(短絡線)〜桜田門駅〜新木場駅〜新木場車両基地、南北線の場合は、市ケ谷短絡線を使用、半蔵門線の場合は鷺沼検車区〜(田園都市線)〜二子玉川駅〜(大井町線)〜大岡山駅〜(目黒線)〜目黒駅(南北線)〜市ケ谷短絡線という壮大な経路で到達しています。
過去に活躍した車両も保管され、撮影会などでは大人気となっています(2025年10月の撮影会は、6000系、7000系、8000系が並んで外観撮影)。
新木場緑道公園側から木の間越しに留置線が見学できるほか、新木場緑道公園と東京港臨海道路(新木場若洲線)を結ぶ歩道「緑と海の橋」から見渡すことが可能です。

東京メトロ新木場車両基地 | |
名称 | 東京メトロ新木場車両基地/とうきょうめとろしんきばしゃりょうきち |
所在地 | 東京都江東区新木場4-4 |
電車・バスで | JR・東京メトロ・東京臨海高速鉄道新木場駅から徒歩25分 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |