兄島海域公園

兄島海域公園

東京都小笠原村、小笠原群島・父島列島、父島の北側にある無人島が兄島(あにじま)。父島との間にある海峡が兄島瀬戸で、透明度が高く、豊富な魚種の生息する一帯は、兄島海域公園に指定されています。兄島への上陸はできませんが、父島の二見港からボートツアーを利用すればシュノーケリングも可能です。

父島の二見港からボートツアーを利用でシュノーケリングを

兄島海域公園

サンゴ礁のなかを色とりどりの魚が群れをなして泳ぐ兄島海域公園は、兄島瀬戸に臨む宮之浜、長崎展望台などとともに小笠原国立公園・父島列島を代表するみどころのひとつ。
小笠原国立公園は、陸域だけでなく父島・母島・聟島列島の沖合5km以内の海域も指定の範囲ですが、兄島海域公園も指定エリアにすっぽりと収まります。
父島宮之浜・釣浜などサンゴ礁が発達している海域は、海域公園(海中公園)地区に指定されていますが、兄島南岸のキャベツビーチ周辺、0.27haはとくにサンゴ群集が大きく成長し、海中景観が優れた場所として知られています。

シュノーケリングにも人気ですが、最適のシーズンは6月〜11月(ただし、父島では6月〜7月には早めの予約が必要です)。
兄島瀬戸(とくに宮之浜沖)は潮の流れが複雑で、しかも潮流が早いので、シュノーケリングにあたってはガイドの指示をよく守り、船から離れないなど、注意が必要です。
沖縄などのようにリーフが発達しないのは、この潮流のせいでサンゴが着床しにくいためだと推測できます。
それでもキャベツビーチなどでは大きな群落を形成、「泳がない人も船上から回遊するスズメダイ、大型のブダイ、チョウチョウウオなどを観察したりして楽しんでいただけます」とのこと。
少人数であれば小型のチャーターボートを手配するプランもおすすめで、水中カメラがあると楽しさ倍増。

ちなみに、サンゴが広がる兄島海域公園も世界自然遺産「小笠原諸島」の範囲内です。

兄島海域公園
兄島海域公園
名称 兄島海域公園/あにじまかいいきこうえん
所在地 東京都小笠原村父島兄島
電車・バスで 父島二見港からボートツアーを利用
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兄島

兄島

東京都小笠原村、小笠原群島にある無人島が兄島(あにじま)。兄島の北にある弟島、孫島、南にある有人島の父島、さらに父島周辺の西島、東島、南島とともに、父島列島を形成する島で、父島とは約800mの兄島瀬戸で隔てられています。島全体が国有地のため

兄島海域公園

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