須美寿島

須美寿島

青ヶ島(東京都青ヶ島村)から南に110kmの太平洋上にある絶海の孤島(伊豆諸島の無人島)が、須美寿島。スミスカルデラの外輪山の一部で、岩峰の先端部だけが海上に出ています。東京都に属してはいますが、所属する市町村がなく、東京都八丈支庁が管轄しています。

島の発見を本国に連絡したイギリス軍艦の艦長名がスミス!

嘉永6年(1853年)、イギリス軍艦サラワルソン号(スティック艦長)が視認し、その直後に軍艦ヘーバー号(スミス艦長)が確認して本国へ報告したため、スミス島という名が生まれました。
同年、イギリスとロシアの間でクリミア戦争が勃発、嘉永7年(1854年)にはイギリス海軍はカムチャツカ半島・ペトロパブロフスクでロシアと戦火をまじえていますが、この2隻は参戦していません。
当時イギリスは日本が開国した後の市場を確保しようと考えており、嘉永7年(1854年)には日英和親条約を締結、長崎と箱館(現・函館)をイギリスに開放しています。

文政10年(1827年)、イギリス海軍の探検調査船ブロッサム号(艦長フレデリック・ウィリアム・ビーチー)が小笠原を発見し、領有を宣言しているので(イギリス本国は領有を認めていません)、江戸時代後期には日本の南方の海域にはイギリス軍艦がたびたび訪れていたことがよくわかります。

最高点で標高136mというナイフのように切り立った岩峰の島で、北小島、東小島の3島があります。
須美寿島の海域を東京・竹芝桟橋と小笠原・父島を結ぶ「おがさわら丸」が通過しますが、往復とも夜間であるため、視認することはできません。

八丈島から先には、青ヶ島(青ヶ島村/伊豆諸島最南の有人島)、須美寿島、鳥島、孀婦岩(そうふがん)と続いています。

須美寿島
名称 須美寿島/すみすじま
所在地 東京都八丈支庁須美寿島
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鳥島

鳥島

東京都八丈支庁に属する伊豆諸島の離島のひとつが、鳥島(とりしま)。特別天然記念物アホウドリの生息地としても有名な無人島で、所属市町村は未帰属(本籍の設置ができません)。鳥島カルデラの南縁に位置し、気象庁は火山活動度ランクAの活火山に指定して

孀婦岩

孀婦岩

伊豆諸島の最南端に位置する、絶海の孤島(孤岩)が、孀婦岩(そうふがん)。鳥島の南76kmに位置する標高99m、東西84m、南北56mの岩峰で、気象庁の認定する活火山のひとつ(昭和50年には海水の変色が視認されています)。海面下には1500m

べヨネーズ列岩

ベヨネース列岩

伊豆諸島の友人等の南端・青ヶ島(東京都青ヶ島村)のさらに南65kmに位置し、2個の烏帽子形の岩礁と数個の小岩礁からなる絶海の孤島が、ベヨネース列岩。直径8kmの海底カルデラ(海面下1500m にカルデラ底)の西縁に位置し、最高標高は11mで

須美寿島

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