トキワ荘マンガミュージアム

トキワ荘マンガミュージアム

東京都豊島区南長崎3丁目、昭和27年に建てられ、手塚治虫、赤塚不二夫ら昭和を代表するマンガ家たちが若手時代に集い切磋琢磨した伝説のアパートがトキワ荘。トキワ荘は老朽化により、昭和57年に解体されましたが、跡地近くの南長崎花咲公園(トキワ荘公園)内にトキワ荘マンガミュージアムとして復元。

手塚治虫、藤子不二雄、石森章太郎らが活躍したアパートを復元

本来のトキワ荘は木造ですが、トキワ荘マンガミュージアムは、耐火性を高めるために鉄骨造で、二重の壁で鉄骨を隠し、往時の木造の雰囲気を保っています。

トキワ荘マンガミュージアムの1階は、漫画に関した企画展を行なう「マンガミュージアム」とトキワ荘ゆかりの漫画家のマンガなどを展示する「マンガラウンジ」。
2階はトキワ荘時代のアパートの各部屋、共同炊事場、トイレを再現。
当時、賃貸されていた2階部分には10室あり、いずれも四畳半、共同の炊事場とトイレという環境でした。
18号室(山内ジョージ)、19号室(水野英子)、20号室(鈴木伸一・森安なおや)は、「マンガ家の部屋」として再現し、奥の一角にはトキワ荘のあった椎名町の歴史を紹介する常設展示室を設けています。
一部エリアを除いて館内での撮影は不可。

昭和28年の手塚治虫を皮切りに、『漫画少年』(手塚治虫『ジャングル大帝』、石森章太郎『二級天使』などを連載)を発行する学童社が、自社の雑誌に連載を持つ多くの漫画家をトキワ荘へ招致し、その仲間の漫画家も出入りするようになったため、「マンガ荘」と呼ばれる漫画家の聖地にまで発展。
トキワ荘に居住した漫画家は、手塚治虫、藤子不二雄(藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄)、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、寺田ヒロオ、石森章太郎(後に石ノ森章太郎と改名)、鈴木伸一、森安なおや、よこたとくお、水野英子、山内ジョージの11名。

なお実際のトキワ荘の跡地(日本加除出版敷地内)には、当時の建物をかたどった石造りのモニュメントが設置されています。
南長崎公園、椎名町駅周辺には、トキワ荘に住んだ漫画家の記念碑「マンガの聖地としま!モニュメント」を設置。

マンガの聖地としま!モニュメント

作品名設置場所
手塚治虫『ジャングル大帝』レオ&ライヤのモニュメント西武池袋線・東長崎駅自由通路
寺田ヒロオ『背番号0(ゼロ)』ゼロくんのモニュメント南長崎スポーツ公園
森安なおや『いねっ子わらっ子』マコちゃんのモニュメント特別養護老人ホーム風かおる里
鈴木伸一描き下ろし『ラーメン屋台モニュメント』南長崎公園
水野英子『星のたてごと』リンダ&ユリウスモニュメント都営大江戸線・落合南長崎駅構内
藤子不二雄Ⓐ『怪物くん』モニュメント西武池袋線・椎名町駅
石ノ森章太郎『サイボーグ009』西武池袋線・椎名町駅
赤塚不二夫『天才バカボン』モニュメント西武池袋線・椎名町駅
よこたとくお『マーガレットちゃん』モニュメント区民ひろば富士見台
山内ジョージ『あいうえおモニュメント』豊島区立南長崎はらっぱ公園
(トキワ荘に住んだ漫画家全11人分の記念碑を設置)
記載は設置順
トキワ荘マンガミュージアム
名称 トキワ荘マンガミュージアム/ときわそうまんがみゅーじあむ
所在地 東京都豊島区南長崎3-9-22
関連HP トキワ荘マンガミュージアム公式ホームページ
電車・バスで 都営地下鉄落合南長崎駅から徒歩5分。西武東長崎駅から徒歩10分、西武椎名町駅から徒歩15分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ トキワ荘マンガミュージアム TEL:03-6912-7706/FAX:03-6912-7749
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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