東京都三鷹市、井の頭恩賜公園の井の頭池の畔に立つのが、『ちいさい秋みつけた』歌碑。童謡『ちいさい秋みつけた』(作詞・サトウハチロー、作曲・中田喜直)の作曲をした中田喜直(なかだよしなお)は、終戦直後の昭和20年代、三鷹で暮らし、井の頭池を散策中にメロディーを考案したのです。
ボニージャックスの歌唱で有名な『ちいさい秋みつけた』
昭和30年、NHKの特別番組『秋の祭典』の楽曲として作曲され、伴久美子がソロで歌ったのが『ちいさい秋みつけた』。
その後、ボニージャックスの歌唱でレコーディングされ、LP『サトウハチロー童謡集』に収録され、『第4回日本レコード大賞』で童謡賞を受賞。
NHK『みんなのうた』などで広まっていきました。
『ちいさい秋みつけた』歌碑は、中田喜直の生誕90周年を記念して三鷹市が「中田喜直歌碑建立実行委員会」を設立、寄附金を募って平成25年に建立。
ピアノをモチーフにした立派な歌碑には、『ちいさい秋みつけた』の歌詞が刻まれています。
中田喜直は、『ちいさい秋みつけた』、『めだかの学校』、『夏の思い出』、『雪の降るまちを』などの名曲を世に出しています。
中田喜直の父は『早春賦』で知られる作曲家の中田章。
『ちいさい秋みつけた』を作詞したサトウハチローは、自宅の庭に植えられたハゼの木の紅葉を見て創作。
自宅は岩手県北上市のサトウハチロー記念館に移築され、はぜの木は文京区の礫川公園(れきせんこうえん)に平成13年に移植されています。
中田喜直関連の歌碑では、『雪の降るまちを』モニュメントが山形県鶴岡市の鶴岡公園に、歌碑が鶴岡駅前とあつみ温泉「萬国屋」にあります。
『ちいさい秋みつけた』歌碑 | |
名称 | 『ちいさい秋みつけた』歌碑/『ちいさいあきみつけた』かひ |
所在地 | 東京都三鷹市井の頭4-1 |
関連HP | 井の頭恩賜公園公式ホームページ |
電車・バスで | JR吉祥寺駅から徒歩5分 |
ドライブで | 首都高速高井戸ランプから約6.2km |
駐車場 | 60台/有料 |
問い合わせ | 井の頭恩賜公園案内所 TEL:0422-47-6900/FAX:0422-47-9371 |
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