岡本の富士見坂(岡本3丁目の坂道)

岡本の富士見坂(岡本3丁目の坂道)

東京都世田谷区岡本3丁目にある、多摩川に向けて下る坂道が岡本の富士見坂(岡本3丁目の坂道)。多摩川沿いにある国分寺崖線(こくぶんじがいせん)に位置する崖を下る坂のため、勾配も急。今も富士を眺める23区内の貴重な富士見坂で、国土交通省の「関東の富士見百景」、せたがや百景にも選定。

完全な姿の富士山を眺める23区唯一の富士見坂

多摩川が10万年以上の歳月をかけて武蔵野台地を削り取ってできた段丘が国分寺崖線(こくぶんじがいせん)なので、富士を眺めるだけでなく、10万年の悠久の歴史を感じる坂ということに。
富士山頂に太陽が沈むダイヤモンド富士は、例年2月9日~10日頃、11月1日~2日頃(閏年など年によって若干の変化があります)。

勾配は、勾配は13度(22%=100m進むと22m上昇、30%だと16.7度)。
自転車愛好家の使う激坂といわれる勾配20%が11.3度なので、それを超える坂ということに。
東京では、まぼろし坂(品川区/29%)、富士見坂(豊島区/25%)、のぞき坂(豊島区/23%)、鉄砲坂(文京区/23%)、闇坂(新宿区/23%)などに続く、トップ10入りする急坂ということに。

富士見坂も23区に、通称を含めると24ヶ所が存在しますが、完全に富士山を眺望できるのは、国分寺崖線(南西に面する坂、眼前に多摩川)という地形的な強みを活かした岡本の富士見坂の1ヶ所のみとなっています(日暮里の富士見坂、目黒の富士見坂、文京区大塚の富士見坂は裾野などが隠れます)。

車の走行も可能ですが、下りの一方通行になっています(滑り止めの付いた舗装)。
歩行者用の通路(路側の歩道)も階段状に。

岡本の富士見坂(岡本3丁目の坂道)
名称 岡本の富士見坂(岡本3丁目の坂道)/おかもとのふじみざか(おかもとさんちょうめのさかみち)
所在地 東京都世田谷区岡本3丁目
関連HP 世田谷区公式ホームページ
問い合わせ 世田谷区都市デザイン課 TEL:03-6432-7151/FAX:03-6432-7996
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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