新橋演舞場

新橋演舞場

京都の歌舞練場などを手本に、新橋芸者の技芸向上を披露する場として大正14年に誕生したのが新橋演舞場、その後昭和20年の東京大空襲で焼失。現在の建物は昭和57年築で、ビルの正式名は野村不動産銀座ビル。ビルの一部が劇場部分(新橋演舞場)で、歌舞伎、新派、松竹新喜劇、三宅裕司率いる熱海五郎一座などを中心に上演。

『東をどり』、歌舞伎から熱海五郎一座公演まで、楽しめる

新橋演舞場
観客を5万人以上も動員する国内屈指の人気興行三宅裕司率いる「熱海五郎一座」

川村徳太郎(芸者屋屋号「森川家」、新橋芸妓屋組合頭取)の発案で、五業組合の協賛のもとに東京市京橋区木挽町10丁目14番地に建設された新橋演舞場。
こけら落としは、今も続く新橋花柳界の特別な催しである『東をどり』でした。

演舞場が建てられたのは、江戸時代に石見浜田藩6代藩主・松平康豊(まつだいらやすとよ)の屋敷があった場所。
この場所で、享保9年(1724年)、局(つぼね)の沢野にののしられて自害したお道の召使いおさつが、主人の仇を討ったという「鏡山事件」が勃発。
この事件は人形浄瑠璃・歌舞伎の『加賀見山旧錦絵』の演目の題材になっていますが、奇しくも事件勃発の現場である新橋演舞場で上演されることも。

昭和15年に新橋演舞場は松竹と興行契約を結び、現在でも興行面では松竹が取り仕切っています。
現在も5月の4日間『東をどり』が行なわれ、期間中、新橋演舞場は、「芸者の踊りと料亭の食を合わせた大料亭」に変身しています。

通常でも、2階ににぎり寿司、幕の内弁当などが味わえる食堂「雪月花」、そば「かべす」、地下2階に食堂「東」が営業。
観劇などには演舞場オリジナルの幕の内弁当も人気を呼んでいます。

 

新橋演舞場
名称 新橋演舞場/しんばしえんぶじょう
Shinbashi Enbujo Theatre
所在地 東京都中央区銀座6-18-2
関連HP 新橋演舞場公式ホームページ
電車・バスで 都営大江戸線築地市場駅から徒歩3分。東京メトロ日比谷線・都営浅草線東銀座駅から徒歩5分
ドライブで 首都高速銀座出口から150m
駐車場 タイムズ東劇ビル駐車場/有料(提携による割引あり)
問い合わせ 新橋演舞場 TEL:03-3541-2600
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
 

新橋演舞場

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