明治学院記念館

明治学院記念館

東京都港区白金台1丁目、明治学院大学白金キャンパス内にある歴史的建造物のひとつが、明治学院記念館。W.Mヴォーリズ設計の明治学院チャペル(礼拝堂)、国の重要文化財に指定される明治学院インブリー館とともに明治学院大学のシンボル的な存在で、港区の有形文化財に指定されています。

1階の「歴史資料館展示室」は無料で見学が可能

明治学院記念館
国道1号側から眺めると明治学院記念館右横に明治学院インブリー館が

明治23年に築のネオゴシック様式(Neo-Gothic architecture)のレンガ建築で、ベルリンに留学した経験のある宣教師(哲学の教師)ヘンリー・モーア・ランディス(H・M・Landis)の設計と推測されています。
建設当初は1階・2階ともに煉瓦造りでしたが、明治27年6月20日の明治東京地震(東京湾北部が震源の南関東直下地震のひとつで、レンガ建築物に被害が生まれました)で、2階から上が損傷を受けたため、1階をそのまま用い、上部を木造(木骨の模様を外壁に貼り付けたスティック・スタイル)にして修復し、今日の姿になっています。
国道1号に面して尖塔(せんとう)を掲げるなど、モニュメント性の高い建築物で、昭和39年の国道拡幅で、現在の位置に曳家(ひきや)して移されています。

1階の小チャペルには1904年製と推測される足鍵盤付きリードオルガン(手用の2段の鍵盤と足用の鍵盤を持ち、ストップというレバーにより、音色と音量を選択/港区の有形文化財)が今もその音色を響かせています。
実際に演奏できるリードオルガンとしては現存する日本最古のもの。

正門守衛所で記帳すれば(グループの場合は代表者が記帳)、一般でも外観のみ見学が可能(キャンパス内なので「見学エリア」のみの入場となり、学生食堂などの利用も不可です)。
学校行事、入学試験などで見学ができない場合もあるので、事前の確認が必要。

明治学院記念館1階の「歴史資料館展示室」は、無料で見学ができます(明治学院歴史資料館Webサイトで展示室の見学可能日時、決まりなどが表示されています)。

明治学院記念館
名称 明治学院記念館/めいじがくいんきねんかん
所在地 東京都港区白金台1-2-37
関連HP 明治学院歴史資料館公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ白金台駅から徒歩10分
問い合わせ 明治学院歴史資料館 TEL:03‐5421‐5170
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
明治学院インブリー館

明治学院インブリー館

東京都港区白金台1丁目、明治学院大学白金キャンパス内にある歴史的建造物のひとつが、明治学院インブリー館。国の重要文化財に指定される宣教師館で、隣接する明治学院記念館(港区の有形文化財)、明治学院チャペル(礼拝堂)とともに明治学院のシンボル的

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