汐間の滝

汐間の滝

東京都八丈町末吉、八丈島南部、水蒸気爆発で誕生した洞輪沢(ぼらわさわ)から南の小岩戸ヶ鼻へと続く断崖絶壁の汐間海岸に落ちる滝が、汐間の滝。落差70m、発達した海蝕崖から海岸に直接落ちるダイナミックな滝ですが、名古の滝(洞輪沢地区)と同様に訪れる人も少ない八丈島の秘瀑です。

東京都道217号汐間洞輪沢港線の終点先に落ちる秘瀑

大きな波の打ち寄せる汐間海岸は、八丈島唯一のサーフポイント(八丈島におけるサーフィンは、汐間海岸以外は命に関わるほど危険)。

洞輪沢漁港から南側へ海岸を走る海岸道路・東京都道217号(汐間洞輪沢港線)、の終点、駐車スペース前の海岸が、「Kaiser」(カイザー)と呼ばれる地元サーファーのエリア、その先の「Santos」(サントス)、「Tacos」(タコス)が島外からの来訪者の海域で、車止めから海岸沿いに2分ほど歩いた「Santos」(サントス)に落ちるのが、汐間の滝です(国土地理院の2万5000分の1地形図には滝マークはありません)。
滝壺部分にはまだ舗装された海岸道路があるので(車の進入はできません)、海に直接落ちているわけではありません。

汐間海岸周辺の断崖は崩落地帯で、大正6年には死者17名という大きな被害を生み出しているので、崖崩れ、落石に注意をして探勝を(環境省の指針では園地として整備することになっていて、都道横にトイレがあります)。
また波浪注意報が出るような日には海岸道路は通行できません。

汐間の滝
名称 汐間の滝/しおまのたき
所在地 東京都八丈町末吉
ドライブで 八重根港から約15km、底土港から約16km、八丈島空港から約16km
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
名古の展望台

名古の展望台

東京都八丈町、八丈島を周回する東京都道215号(八丈循環線)沿いにある展望地が、名古の展望台(なこのてんぼうだい)。駐車場から少し歩いた先にある展望台からは、眼下に洞輪沢漁港(ぼらわざわぎょこう)、そして小岩戸ヶ鼻へと続く断崖の海岸線を眺望

洞輪沢温泉

洞輪沢温泉

東京都八丈町末吉、八丈島南部、水蒸気爆発で誕生した洞輪沢(ぼらわさわ)の漁港脇にある公衆浴場が、洞輪沢温泉。末吉地区から東京都道217号(汐間洞輪沢港線)で汐間海岸・汐間の滝方面に進めば、漁港の脇に建物が見えます。八丈島最古の共同湯で、今も

八丈島灯台

八丈島灯台

東京都八丈町末吉、八丈島の南部、洞輪沢(ぼらわざわ)の東に突き出す石積ヶ鼻に建つのが、八丈島灯台。八丈島の東端部で、伊豆諸島の灯台では最南に位置しています。昭和26年6月10日に初点灯で、条件が良ければ青ヶ島からも光が見えることがあります。

汐間の滝

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