赤羽自然観察公園

東京都北区赤羽西5丁目、赤羽台の台地と谷を活かした5.4haの北区立の自然公園が、赤羽自然観察公園。陸上自衛隊十条駐屯地赤羽分屯地跡地の一部を再生し、平成11年4月1日に開園。園内には、どんぐりの森、湧水を活かした田んぼ、バーベキューサイト、北区ふるさと農家体験館、平和の森などがあります。

「東京の名湧水57選」選定の湧水を利用した田んぼも！

陸上自衛隊十条駐屯地赤羽分屯地跡地を巡っては営団地下鉄の車両基地計画がありましたが反対運動で頓挫し、代わって北区は「自然とのふれあい」をテーマに新しい公園づくりに着手しました。
自衛隊用地となっていた時代にも緑は多かったのですが、本来の武蔵野の植生を回復するため、在来種に馴染まない樹木は撤去し、生育する植物もしくは、本来生育していた植物を植栽し、長期に渡っての自然の回復を図っています。

自然保護区域、自然観察区域内の湿地部分などは、手を付けない状態、つまりは放置しての自然の森と湿地を目指しています。

湧水は、北区では唯一「東京の名湧水57選」に選定（近隣では板橋区の不動の滝が選定）。
園内には田んぼ（70平方メートル）のほか、水鳥の池、とんぼ池、じゃぶじゃぶ池など池もあって、かつての武蔵野の自然を感じとることができます。
田んぼでは地元の小学校が5月に田植え、10月に稲刈りが行なわれています。

バーベキューサイトは、炊事棟にかまど10基、流し、作業台、手洗い場などが配されています。
「北区ふるさと農家体験館」は、浮間地区に所在した古民家「旧松澤家住宅」（北区区の有形文化財）を移築保存したもの。

毎年11月初旬には、ボランティア団体が主催する『秋まつり』を開催。
赤羽スポーツの森公園が南側に隣接。

赤羽緑道公園

東京都北区赤羽台、北区立赤羽台公園の南側に東西1kmにわたって続く細長い緑道が、赤羽緑道公園。実は、戦前は、軍用鉄道だった廃線跡を公園にしたもの。陸軍被服本廠（りくぐんひふくほんしょう）、兵器庫と東北本線を結んでいました。軍都・赤羽にあった