調布飛行場門柱

調布飛行場門柱

伊豆諸島(三宅島、神津島、新島、大島)への新中央航空の定期路線の発着する東京都調布飛行場は、昭和16年4月30日に開設された東京調布飛行場が前身。その開設当時の門柱が、東京都調布飛行場近くの大沢グラウンド道路脇(東京都三鷹市大沢5丁目)にモニュメントとして保存されています。

「東洋一の規模の民間飛行場」として昭和16年に開設

昭和14年、東京府の都市計画飛行場として計画決定され、南北方向1000m、東西方向700mの2本の滑走路を備えた飛行場として、昭和16年4月30日に開設したのが東京調布飛行場。

関東大震災後の東京の復興計画で、東京飛行場(昭和6年8月25日開港、現・羽田空港)に次ぐ東京の空の玄関として
調布町(現・調布市)、三鷹町(三鷹市)、多磨町(府中市)にまたがる広大な敷地の畑、家屋、寺などを半強制的に買収し、空港を整備したもの。

「東洋一の規模の民間飛行場」とも謳われましたが、開設直後の昭和16年8月には陸軍と東京府の協定により軍専用の飛行場として使用されることに。
こうして東京府北多摩郡調布町には、第17飛行団司令部・飛行第144戦隊・独立飛行第101中隊及び第14航空通信隊が着任しています。
浜松以東の東日本の戦闘指揮が調布作戦室を通じて行なわれ、調布飛行場は東部軍の中枢に連なる中心的な軍用飛行場となったのです。

戦時中には首都防衛、そして戦況悪化後は特別攻撃隊(特攻隊)の訓練の役割を担って陸軍の飛行場となったため、「東部第百八部隊」などの大きな板に墨書きされた表札が掛けられていました。

終戦後の昭和29年9月には米軍が接収し、調布水耕農園、補助飛行場として使用しています。
昭和48年3月に飛行場地区全面返還され、昭和54年3月に調布~新島間が、昭和59年12月に調布~大島間の運航が開始されています。

東京都調布飛行の周囲には、本土決戦に備え、戦闘機「飛燕」などを温存するために築かれた掩体壕(えんたいごう)も4基現存し、武蔵野の森公園(三鷹市)内の大沢1号、大沢2号、白糸台掩体壕(府中市)の3基は見学用に保存されています。
また、北東にある「椎の実子供の家」(三鷹市三鷹市大沢4丁目)の敷地内には、軍用飛行場となった東京調布飛行場、中島飛行機武蔵製作所などの軍需産業を守備する4基の高射砲台座の遺構があります(昭和20年2月17日の空襲で4名の戦闘員が戦死)。

調布飛行場門柱
名称 調布飛行場門柱/ちょうふひこうじょうもんちゅう
所在地 東京都三鷹市大沢5-6-32
ドライブで 中央自動車道調布ICから約1.5km
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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調布飛行場門柱

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