つきぢ松露

つきぢ松露

東京都中央区築地4丁目にある本店を構える玉子焼き専門店が、つきぢ松露(しょうろ)。松露といえば玉子焼き、玉子焼きといえば松露、というぐらい、東京っ子には定番の味。もとは日本橋にあった寿司屋・松露寿司からの暖簾分けで、大正13年、築地に店を構えたのが始まりという老舗です。

店でしか買えない「七種盛り」をぜひ!

つきぢ松露

江戸前寿司をルーツにする店が、玉子焼専門店になったのは、戦後の昭和21年。
戦後の統制下で寿司ネタが手に入らなくなり、しかたがなく、玉子焼きオンリーにしたところ、これが大ヒット商品に。
4層になった伝統の玉子焼きは、出汁(だし)を効かせたあっさりした甘さで、コクがあります。
都内のデパート、スーパーなどでも購入できますが、築地に行けば、作りたてを購入可能。

熱を冷まして出汁の旨味が全体に染み渡るとのことで、「最初は、醤油を付けずにお召し上がりを」とのこと。

スタンダードな玉子焼き「松露」のほか、親子焼、静岡県由比の釜揚げ桜えびを入れた「釜あげ」、減塩紀州梅を焼き込み、さっぱり味に仕上げた「紀州」、ねぎ焼、う巻などもあります。
わざわざ店で購入するなら、店でしか買えない「七種盛り」、高級寿司店御用達の玉子焼「すし玉」、薄さと均一さが自慢の薄焼き玉子「茶巾」などを、ぜひ。
玉子焼きは、冷蔵庫で保存して、販売日から5日が賞味期限です。

事前注文で、築地本店の受取限定で、「松露サンド」もありますが、こちらは知る人ぞ知るテイクアウト商品となっています(消費期限は当日中)。

主原料となる卵は、卵好きが唸るという「都路のたまご」。
茨城県坂東市にある養鶏場「都路ファーム」で産まれた翌日に店に届く卵を使っているのですが、なんと「都路のたまご」と共同で玉子焼き専用の卵まで開発するというこだわりです。
鶏の飼料に赤パプリカやマリーゴールドを加えることで、黄身の色味、艶が良くなったのだとか。
開発に当たっては養鶏場「都路ファーム」内に工場をつくり、何度も試作を重ね、ついに現在のかたちに。

1本の玉子焼きに使われる「都路ファーム」産の卵は10個。
贅沢な玉子焼きですが、まさに玉子焼きの最高峰といえる存在です。

玉子焼きはオンラインショップでの購入も可能。

つきぢ松露
つきぢ松露
名称 つきぢ松露/つきぢしょうろ
所在地 東京都中央区築地4-13-13
関連HP つきぢ松露公式ホームページ
電車・バスで 都営地下鉄築地市場駅から徒歩3分。東京メトロ築地駅から徒歩8分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ つきぢ松露 TEL:03-3543-0582
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
つきぢ松露

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