JR山手線・京浜東北線有楽町駅の南にある数寄屋橋公園(中央区銀座5丁目)。そこに配されているのが、岡本太郎が制作した『若い時計台』。昭和41年、数寄屋橋ライオンズクラブが銀座ライオンズクラブから独立した際に、両ライオンズクラブから中央区に寄贈された時計台。顔を模した時計が設置されています。
太陽の塔に似ている!? 顔の部分が時計に!

高さ8mのFRP製、顔の部分が時計で、針が眉のような役割を果たすことも。
時計はシチズン製で、「TARO」のサイン入り。
岡本太郎といえば日本万国博覧会(EXPO’70・大阪万博)の太陽の塔が有名ですが、太陽の塔は昭和45年竣工なので、それ以前の作品ということに。
「人間は本来八方に意欲を突き出し、情熱をほとばしらせながら生きたいのだ。時間を超えた時間、機械的でない、人間的な時間を表象したつもり」(昭和41年『数寄屋橋ライオンズクラブ記念誌』)というメッセージが残されています。
岡本太郎は制作にあたり、「ただすっきりとしたものを作ったって埋もれてしまうだけ。激しいと同時に、静まった、周囲と異質でありながらピタリとあの場所に生きる、彩の濃い象徴を」と考えて制作したとのこと。
岡本太郎生誕100周年の平成23年に修復され(日本美術工芸が担当)、以前の輝きが取り戻されています。
夜間はライトアップを実施。
銀座の待ち合わせ場所にも最適です。

【待ち合わせ場所/銀座】数寄屋橋公園・岡本太郎作『若い時計台』 | |
名称 | 数寄屋橋公園・岡本太郎作『若い時計台』/すきやばしこうえん・おかもとたろうさく『わかいとけいだい』 |
所在地 | 東京都中央区銀座5-1-1 |
電車・バスで | 東京メトロ銀座駅から徒歩3分、東京メトロ・都営地下鉄日比谷駅、JR有楽町駅から徒歩5分 |
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