築地大橋

築地大橋

東京都中央区、隅田川の河口部に架かるのが、築地大橋。浅草から竹芝桟橋、お台場海浜公園などを結ぶ東京都観光汽船の水上バスが最後にくぐるのが築地大橋で、北詰にはかつて築地市場(つきじしじょう)がありました。環状2号線の橋で、平成30年11月4日、豊洲大橋とともに開通。

隅田川の最下流、河口部分に架かるアーチ橋

築地大橋

橋長 245m、幅員 32.3m〜48.0mのアーチ橋で、上流側には勝鬨橋(かちどきばし/国の重要文化財)が架かっています。

隅田川の第一橋梁という重要な橋になることから、橋梁形式選定委員会が設置され、「22世紀にも建設意思が伝わる橋」がデザインコンセプトに採択。
歩道側にアーチリブを14度傾けた特徴的なシルエットの双弦アーチ形式が採用され(横繋ぎ材のない双弦アーチを採用した日本に前例のない新しい構造)、通行時の圧迫感がなく、景観的にも周囲にマッチするということで、平成30年度の土木学会田中賞(作品部門)を受賞しています。

ライトアップも特徴的で、大アーチを鮮やかなカラーで彩り、ゆるやかにカーブする橋桁を優しい白色光で照らし出すのが基本で、さらに毎正時には、カラーで照らされた大アーチを上から下へゆっくり白色に変化させるという粋な演出も。

築地大橋の北詰側で、環状2号線は、築地虎ノ門トンネル(全長1840m)に入り、虎ノ門とを直結しています。

隅田川河口部、左岸(上流から見て)側にある中央区立勝どき見晴らし公園からは間近に橋を眺めることができます。
また、東海汽船の伊豆諸島への大型客船、高速船が出航する竹芝客船ターミナルのボードウォークからも隅田川河口、築地大橋、勝どきザ・タワーなどを眺望でき、とくに夜景は素敵です。

築地大橋
名称 築地大橋/つきじおおはし
所在地 東京都中央区築地5丁目 ~勝どき5丁目
電車・バスで 都営地下鉄勝どき駅、築地市場駅から徒歩10分
ドライブで 首都高速銀座ランプから約1km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

勝鬨橋

隅田川最下流に位置する勝鬨橋(かちどきばし)は、昭和15年に東京市で開催予定で幻となった「紀元2600年記念日本万国博覧会」のメインゲートとして計画。昭和15年、中央が可動式のアーチ橋として完成した、全長246mの跳開橋です。かつては橋の中

築地大橋

関連記事

よく読まれている記事