普通鉄道で、「日本一低い駅」は、標高マイナス31.0m

住吉駅

世界一低いに駅は、「青函トンネル記念館」の青函トンネル竜飛斜坑線体験坑道駅で、標高マイナス140mですが、ケーブルカー(鋼索鉄道)の駅。JRでは京葉線・東京駅が標高マイナス29.19mですが、実はこれを凌ぐのが、東京メトロ半蔵門線・住吉駅(東京都江東区)で、標高はマイナス31.0mです。

押上方面・2番線は、普通鉄道の標高最低ポイント

住吉駅

東京メトロ半蔵門線・住吉駅は、東京都江東区の猿江恩賜公園の西に位置し、南に小名木川、東に横十間川が流れるカナルタウン(運河の街)。
荒川と隅田川に挟まれた東京東部の低地帯、通称「江東デルタ地帯」で標高の低い土地が広がっています。

住吉駅は、東京都交通局の都営地下鉄・新宿線、そして東京メトロの半蔵門線が乗り入れていますが、新宿線が昭和53年12月21日、半蔵門線が平成15年3月19日の開業で、新宿線の下に半蔵門線という立体構造です。

地下1階がコンコース、地下2階が新宿線のホーム、地下3階と4階に半蔵門線といった構造で、地下4階の2番線・押上方面行きホーム(線路部分)が地下32.6mに位置しています。
地表面は標高1.6mなので、2番線の線路は標高31.0mということになり、日本一深い標高の線路ということに。

地下の深さという点では、同じ半蔵門線でも永田町駅は地下36.0mにホームがありますが、標高が20mほどの麹町台地(こうじまちだいち)にあるので、標高的には住吉町のほうがはるかに下になっています。

普通鉄道で、「日本一低い駅」は、標高マイナス31.0m
所在地 東京都江東区猿江2-9-10
関連HP 東京メトロ公式ホームページ
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