東京都荒川区南千住4丁目、南千住駅の北東、隅田川沿いにあるのが、東京メトロ千住検車区(東京地下鉄千住検車区)。竹塚車両基地の千住検車区で、東京メトロ日比谷線の車両基地となっています。車両数が増えたことで敷地が手狭になったため、現在では竹ノ塚分室と2ヶ所に車両基地が配されています。
日比谷線の車両基地は南千住駅近くに
帝都高速度交通営団時代の昭和36年3月28日、千住検車区として誕生したもので、日比谷線南千住駅の北側に出入庫線が設けられています。
もともとは、国鉄・隅田川貨物駅に付随した隅田川用品庫のあった場所で、昭和32年5月18日、日比谷線の建設計画が決まった際に、国鉄から車両基地用に広大な土地を取得したもの。
隅田川の河畔に位置するため、洪水氾濫時に電車が水没しないよう、土地を嵩上げし、車両基地を築いています。
用土は、日比谷線建設工事の際、トンネル掘削時の土を利用し、一石二鳥の手法でした。
昭和46年5月に拡張工事を行ない、8両編成留置対応(8両編成15本)となっています。
日比谷線車両の列車検査と月検査、営業線対応(車両故障対応)、車両清掃を担い、列車検査は1日2本行なわれています。
現在の配置車両は、東京メトロ13000系電車です。
東京メトロ千住検車区 | |
名称 | 東京メトロ千住検車区/とうきょうめとろせんじゅけんしゃく |
所在地 | 東京都荒川区南千住4丁目 |
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