芋坂跨線橋

芋坂跨線橋

東京都荒川区東日暮里5丁目、武蔵野台地の東端に位置する谷中霊園から台地下へと下る芋坂に続き、JR山手線、京浜東北線、東北本線(宇都宮線・高崎線)、常磐線快速をまたぐ人道橋が、芋坂跨線橋(いもざかこせんきょう)。都内屈指の鉄道ウォッチング(トレインビュー)のスポットになっています。

都内屈指のトレインビューポイント

芋坂跨線橋

谷中霊園とかつての海岸線に建つ、羽二重団子本店脇を抜け、日蓮宗の寺・善性寺を結ぶ芋坂。
かつて自然薯(じねんじょ=山芋)がとれたことが名の由来といい、正岡子規、夏目漱石、田山花袋の小説にも登場しますが、明治15年頃、日本鉄道の上野駅〜熊谷駅間(現・東北本線)の工事で坂が分断され、坂道として形状を失いましたが、かわって踏切が誕生し、昭和4年6月20日、尾久客車操車場(現・尾久車両センター)完成に伴う線路の増加に対処するため、芋坂跨線橋が築かれています(坂道の一部は跨線橋の階段に変身)。

芋坂跨線橋は、すぐ下にパンタグラフが見えるほど列車との距離が近いので、迫力も満点。
跨線橋自体も当時の舶来レール4本を1組にして再利用した橋梁で、橋としての歴史的な価値も大。
しかも人通りも多くないので、静かに電車を眺めることができるのです。

通勤電車以外にも、常磐線の特急「ひたち」・「ときわ」(E657系)、特急「あかぎ」・「草津・四万」(E257系)などが通過し、脇の高架部分を京成の「スカイライナー」が走っています。
東京スカイツリーも眺めることができ、鉄道好きでなくても十分楽しむことが可能。
新幹線はまだ地下を走る部分なのでその姿は見ることができません(新幹線まで見る場合は、日暮里駅北改札口側の下御隠殿橋、王子の飛鳥山公園の展望広場が最適)。
時間が許せば下御隠殿橋とのハシゴもおすすめです。

芋坂跨線橋
芋坂跨線橋
名称 芋坂跨線橋/いもざかこせんきょう
所在地 東京都荒川区東日暮里5-55
関連HP 台東区公式ホームページ
電車・バスで JR・京成電鉄・舎人ライナー日暮里駅から徒歩8分
問い合わせ 台東区観光課 TEL:03-5246-1151/FAX:03-5246-1515
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
下御隠殿橋

下御隠殿橋

東京都荒川区西日暮里2丁目、JR・京成電鉄日暮里駅の北側で線路をまたぐ跨線橋(こせんきょう)が、下御隠殿橋(しもごいんでんばし)。橋の中ほどには、トレインミュージアムと呼ばれるバルコニーが設置され、新幹線(東北、山形、秋田、北海道、上越、北

芋坂跨線橋

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