『有楽町で逢いましょう』歌碑

『有楽町で逢いましょう』歌碑

東京都千代田区有楽町2丁目、有楽町マリオン(有楽町センタービル)の前の植え込みに置かれているのが、『有楽町で逢いましょう』歌碑。昭和32年7月に発売、佐伯孝夫作詞、吉田正作曲、フランク永井が歌って大ヒットした曲です。平成20年7月に発売50周年を記念して建立された歌碑です。

「そごう」東京店出店のイメージソングが大ヒット!

昭和30年にビクターの専属歌手となったフランク永井が歌った『有楽町で逢いましょう』。
実は大阪がベースの百貨店「そごう」東京店出店のイメージソングとして作られたもの。

当時の有楽町は、高度経済成長の初期で、焼け野原に並ぶ闇市のイメージが消え去りながらも、まだまだ再開発前のエリア。
そごう宣伝部では、有楽町のイメージアップを図るため、「有楽町高級化キャンペーン」を企画、そのキャッチフレーズが「有楽町で逢いましょう」だったのです。
昭和29年にアメリカのミュージカル映画『ラスヴェガスで逢いましょう』(監督:ロイ・ローランド、主演:ダン・デイリー、シド・チャリシー)が公開され、そこからタイトルを拝借したもの。

フランク永井は、もともとジャズが得意でしたが、ヒットソングが生まれなかったことからディック・ミネの勧め、作曲家・吉田正との出会いを期に歌謡曲に転身。
都会派の雰囲気があるフランク永井の歌声と、モダンな感性の吉田正のメロディーが結びついたのが『有楽町で逢いましょう』だったのです。
『有楽町で逢いましょう」の大ヒットで、ジャズテイスト溢れるムード歌謡という新ジャンルが誕生、『東京ナイト・クラブ』、『君恋し』など数多くのヒット曲、カバー曲を生み出しています。

有楽町そごうは、平成12年9月24日に閉店し、ビックカメラ有楽町店が新しい有楽町のランドマークになっています。

『有楽町で逢いましょう』歌碑
名称 『有楽町で逢いましょう』歌碑/『ゆうらくちょうであいましょう』かひ
所在地 東京都千代田区有楽町2-5-1
電車・バスで 東京メトロ銀座駅から徒歩1分。JR・東京メトロ有楽町駅から徒歩2分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
『有楽町で逢いましょう』歌碑

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