東京都江東区常盤1丁目、隅田川と小名木川の合流地点、萬年橋に近い隅田川テラス沿いにあるのが、芭蕉庵史跡展望庭園。背後に深川芭蕉庵跡の芭蕉稲荷神社が鎮座し、北には江東区芭蕉記念館があるなど、一帯は江戸で芭蕉が暮らし、『奥の細道』に旅立った地なのです。
夕方17:00に隅田川テラスに向けて回転!
隅田川テラス沿いにある芭蕉庵史跡展望庭園は、芭蕉記念館の分館の扱い(屋上が庭園で1階部分は会議室になっています)。
庭内には、17:00にクルリと回転する芭蕉翁像や芭蕉庵のレリーフも設置され、日没後は22:00までライトアップされるので、隅田川テラスの散策途中に立ち寄ることができます。
残念ながら庭園の開園時間は、9:15:~16:30のため、ライトアップも少し離れて見ることに。
この芭蕉像、17:00以前の昼間は川上を向き、17:00になると15秒かけて像は左回りに45度回転、22:00に元の位置に戻る仕組み。
江東区教育委員会生涯学習課のアイデアで、動く芭蕉像が誕生したのだとか(平成7年4月建立)。
川からよく見える場所ながら、夕方に閉まってしまうという難題を一挙に解決したのが、この「動く像」で、公園が開いている時間は、訪れる人を出迎え、閉園すると川を歩く人に向かう(清洲橋を見る)というアイデアなのです。
動く瞬間を見たい場合には、隅田川テラスの遊歩道で。
ちなみにこの像は、芭蕉の門弟で、蕉門十哲のひとりで芭蕉に草庵(深川芭蕉庵)を提供した杉山杉風(すぎやまさんぷう)が描いた写実的な芭蕉像を立体化したもの。
画像協力/江東区観光協会
芭蕉庵史跡展望庭園 | |
名称 | 芭蕉庵史跡展望庭園/ばしょうあんしせきてんぼうていえん |
所在地 | 東京都江東区常盤1-1-3 |
関連HP | 芭蕉記念館公式ホームページ |
電車・バスで | 都営地下鉄森下駅から徒歩10分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 芭蕉記念館 TEL:03-3631-1448 |
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