東京都大島町、火山島である伊豆大島の南部、差木地(さしきじ)、トウシキの鼻にある海水浴場がトウシキ遊泳場。溶岩流の海岸線で、プール状になった入江を生かしたのがトウシキ遊泳場。透明度が高く、スノーケリングにも絶好ですが、かなり深い部分もあるので、島外のファミリーには注意が必要。
波がない日には、トウシキブルーの美しい海が!
海岸の周囲は、元町泥質砂岩と呼ばれる海蝕崖と溶岩。
というわけで、砂浜はないので、ビーチサンダルなどで足を保護する必要があります。
しかも波が高いときには、東映映画の冒頭シーン「荒磯に波」同様の雰囲気になり、とても泳げません。
地元の子供達は、海の深さを活かし、ドボンと飛び込んでいますが、島外の人は、少し遊ぶ程度でお茶を濁したほうが賢明です(休憩するのも溶岩の上で、のんびりできません)。
逆に波が穏やかな日には、トウシキブルーとでも呼びたくなるような透明度大の美しい海が待っているのです。
海岸の背後には、ヒメユズリハ、クロマツ、ヤブツバキなどが植栽されたトウキシ防風林があり、散策路が設けられ、スカシユリ、イソギクなどが開花します。
遊歩道は海岸台地の上を波浮港の入口まで続いているので、海水浴シーズン以外は、トウシキの鼻からのシーサイドハイキングにも絶好です。
背後にあるトウシキキャンプ場のトイレ、冷水シャワー、駐車場が利用可能。
例年、7月下旬〜8月中旬の海水浴場開設期間は、ライフセーバーが駐在。
トウシキの鼻から波浮港方面に少し歩いたトウシキ海岸の岩場には、「ボムサッグ」(Bombsag)と呼ばれる凹み(火山弾の落下痕)があります。
承和5年(838年)、波浮港の巨大な火口が生まれたマグマ水蒸気爆発の際、飛んできた噴石が、火山灰の表層に衝突してめり込み、その跡が凹みになったもの。
トウシキ遊泳場 | |
名称 | トウシキ遊泳場/とうしきゆうえいじょう |
所在地 | 東京都大島町差木地 |
関連HP | 大島観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 元町港から波浮港線バスでトウシキ前(バス停なし)で停めてもらい徒歩12分 |
ドライブで | 元町港から約13km |
駐車場 | トウシキキャンプ場駐車場を利用 |
問い合わせ | 大島町観光課 TEL:04992-2-1446 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |