東京都大田区南千束2丁目、清水窪弁財天の湧水など、周辺の湧水を湛える洗足池の南岸にあるのが、洗足池公園・ボート乗り場。東急電鉄池上線・洗足池駅前、洗足池交番近くにボートハウスがあり、洗足風致協会が運営しています。
昭和2年、池上電鉄が開場という歴史あるボート場
洗足池周辺は、市街化から風光明媚な湧水池を守るため、同じ遊水池の善福寺池、三宝寺池と同様に、昭和5年には都市計画法に基づく「風致地区」に指定。
昭和8年、社団法人洗足風致協会(現・公益社団法人洗足風致協会)が設立され、環境保全が図られ、同時に行楽地としての環境整備が行なわれました。
もともと洗足池は武蔵野台地南端の湧水を堰き止めた灌漑用の溜池でしたが、大正年間には周囲の農家が減少し、今では池と住宅が接するという不思議な環境に。
洗足駅は、昭和2年8月28日、池上電鉄の駅として開業、ボート場も当初は池上電鉄の運営で(池上電鉄が、洗足池の地主から洗足池の水面利用権を獲得)、荏原土地が周辺の住宅開発を行なっています。
昭和2年開場というボート場は、東京屈指の歴史を誇り、「駅前ボート場」という異色の空間を生んでいます。
洗足池公園は大田区立公園ですが、都立公園と同様に、手こぎボート(ロウボート/大人3人まで)サイクルボート(大人2人、幼児1人まで)、スワンボート(大人3人または大人2人と小人2人まで)が用意されています。
風光明媚な洗足池とともにレトロなボート遊びの雰囲気を今に伝えています。
洗足池公園・ボート乗り場 | |
名称 | 洗足池公園・ボート乗り場/せんぞくいけこうえん・ぼーとのりば |
所在地 | 東京都大田区南千束2-14-5 |
関連HP | 大田区公式ホームページ |
電車・バスで | 東急池上線洗足池駅から徒歩2分 |
ドライブで | 首都高速荏原ランプから約3.5km |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 大田区地域基盤整備第三課 TEL:03-3726-4320/FAX:03-3726-4318 |
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