東京都北区王子1丁目、JR・東京メトロ・東京さくらトラム王子駅近くにある独立行政法人国立印刷局のミュージアムが、お札と切手の博物館。入館無料で、お札と切手を学ぶことができるので、ファミリーでの知識向上、また大人の社会見学の地としても最適。
社会、経済、文化を反映するお札と切手を詳しく解説
昭和46年、国立印刷局の創立100年を記念し開設した博物館で、平成23年に市ヶ谷から王子に移転。
「日本近代紙幣の父」キヨッソーネの銅版画、スタンホープ印刷機など珍しいものも多数収蔵するほか、「1億円の重さ」体験(1万円札×1万枚=10kgほどあります)なども人気コーナーになっています。
1階展示室では新日本銀行券の紹介(お札の元絵との比較)、長崎のオランダ商館長から12代将軍・徳川家慶(とくがわいえよし)に贈呈されたというスタンホープ印刷機(活版印刷の印刷機/国の重要文化財)の展示、デザインや偽造防止技術の解説があり、お札について学べる仕組み。
2階展示室では、お札の移り変わりや世界の珍しいお札の紹介、切手の移り変わり、世界の珍しい切手の展示、さらには国立印刷局の歴史紹介、旅券・官報・諸証券に関する展示もあり、幅広く学ぶことができます。
2階展示室では特別展も随時開催され、こちらも無料で見学ができます。
ちなみに、王子は、明治8年に実業家・渋沢栄一が中心となり抄紙会社(後の王子製紙)を設立、その一角に大蔵省紙幣寮抄紙局(後の印刷局抄紙部)の工場が設置され、明治10年、国産第1号紙幣となる「国立銀行紙幣一円」が発行されています。
日本銀行券・旅券・収入印紙・郵便切手・官報などを印刷する独立行政法人国立印刷局の王子工場も王子にありますが、そのルーツがこの抄紙局なのです。
お札と切手の博物館 | |
名称 | お札と切手の博物館/おさつときってのはくぶつかん |
所在地 | 東京都北区王子1-6-1 |
関連HP | お札と切手の博物館公式ホームページ |
電車・バスで | JR・東京メトロ・東京さくらトラム王子駅から徒歩3分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | お札と切手の博物館 TEL:03-5390-5194 |
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