武蔵野中央公園

武蔵野中央公園

東京都武蔵野市八幡町2丁目にある都立公園が、武蔵野中央公園。戦前は中島飛行機武蔵製作所西工場(中島飛行機多摩製作所)だった地で、戦後はアメリカ軍に接収され、グリーンパークと呼ばれていました。公園の東側は市街化され、戦後の一時期あったという武蔵野グリーンパーク野球場も住宅地に。

三鷹駅からは国鉄・武蔵野競技場線廃線跡で到達可能!

戦前は軍需産業の中島飛行機製作所があり、戦後は米軍の住宅用地として使用された土地のうち、10haを公園にして、平成元年6月1日開園。
「原っぱとスポーツ広場」を中心とした公園で、「原っぱ」は既存のもの。

桜、コナラ、クヌギ、ケヤキ、コブシ、ハナミズキ、サザンカ、アジサイ、ツツジなどが植栽され、散策にも絶好です。
施設的にはテニスコート(人工芝)が4面あるだけで、あとはまさに草原が中心ですが、三鷹駅からは緑道が続き、駅を起点とした散策がおすすめ。
この緑道は、堀合遊歩道と呼ばれる部分が、武蔵野グリーンパーク野球場開設時に、列車を走らせるために敷かれた国鉄・武蔵野競技場線(昭和26年4月14日〜昭和34年11月1日)の廃線跡。
それに続く新武蔵境通り沿いのグリーンパーク遊歩道が、中島飛行機製作所への引き込み線跡(戦後に武蔵野競技場線に転用)。
三鷹駅からの線路は、現在の武蔵野中央公園南口に到達し、終点の武蔵野競技場駅は、現在の武蔵野東小学校の西側にありました。
つまり、三鷹駅から廃線跡を歩いて武蔵野中央公園南口に到達できることに。

それでも歩き足らない人は、武蔵野中央公園から北に20分ほどで歩けば武蔵関公園に到達できます。

中島飛行機武蔵野製作所とは!?

昭和13年、中島飛行機は、東京府北多摩郡武蔵野町に新工場となる中島飛行機武蔵野製作所を開設。
これは、陸軍にとっても航空機生産が重視されるようになり、その要請を受けてのこと。
昭和16年には西側に海軍向けのエンジン組み立て工場として中島飛行機多摩製作所を設置しています。
昭和18年、陸軍向けの武蔵野製作所、海軍向けの多摩製作所を合わせて、中島飛行機武蔵製作所となり、それぞれを東工場、西工場と呼ぶようになっています。

国内で最新鋭の設備を誇り、最先端の航空エンジンを組み立てていたことから、アメリカ軍の空爆の対象となり、昭和19年11月から終戦までに9回もの空爆を受け、工場関係者だけでなく、周辺住民も多数犠牲になっています。

武蔵野中央公園となっているのは、中島飛行機武蔵製作所西工場(海軍向けの中島飛行機多摩製作所)があった場所で、戦後はアメリカ軍が接収し、昭和28年にグリーンパーク米軍宿舎に変貌。
昭和48年に全面返還され、昭和52年に米軍宿舎の建物を解体、平成元年6月1日に公園としてオープンしたのです。

中島飛行機は昭和25年に解散していますが、中島飛行機武蔵製作所がその中で培った技術力は、戦後に自動車産業で大きく花開き、プリンス自動車にも、中島飛行機武蔵製作所の技術者たちが集結。
昭和32年発売の革新的な名車「スカイライン」には、中島飛行機武蔵製作所の高い技術力によって生み出されたものです。

武蔵野中央公園
名称 武蔵野中央公園/むさしのちゅうおうこうえん
所在地 東京都武蔵野市八幡町2-4-22
関連HP 東京都公園協会公式ホームページ
電車・バスで JR三鷹駅から徒歩25分、JR三鷹駅、JR吉祥寺駅から西武柳沢駅行きバス、武蔵野中央公園下車
ドライブで 中央自動車道調布ICから約8km
駐車場 31台/有料
問い合わせ 武蔵野中央公園 TEL:0422-54-1884
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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