【散策に使える!】 江戸城見どころガイド(2) 二の丸・三の丸篇

江戸城の三の丸、二の丸は現在は皇居東御苑の一部で、見学、散策が可能。ただし月・金曜(天皇誕生日以外の祝日は開園)、年末年始と休園日があるので注意が必要です。多くの遺構は失われていますが石垣などが現存。二の丸庭園が復元されています。大手門、平川門から入園が可能。

江戸城 二の丸・三の丸(皇居東御苑)

大手門から内濠(左が桔梗濠、右が大手濠)を渡ると、三の丸。
さらに二の丸の間にも堀があり、濠には下乗橋が架かっていましたが、埋め立てられて、雰囲気が少し変わっています。
往時は下乗橋を渡ると大手三の門で、ここからが二の丸となりました。
頑強な枡形門で、石垣が現存。
ここに同心番所と、百人番所があり、警備の兵士が詰めていたのです。

二の丸には寛永12年(1635年)に二の丸御殿が築かれていますが、現在は雑木林に変わっています。
二の丸庭園は絵図を元に復元された回遊式庭園です。

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  1. 大手門
    高麗門は江戸時代の遺構
    御三家や諸大名が登城に利用
  2. 大手濠
    平川門と大手門の間にある江戸城の内濠
  3. 桔梗濠
    大手門脇にある内濠
  4. 宮内庁三の丸尚蔵館
    『蒙古襲来絵詞』など国宝、重要文化財など多数収蔵/令和8年秋にリニューアルオープン
    (有料施設)
  5. 同心番所
    大手三の門を警備する同心(幕府の下級武士)の詰所
  6. 大手三の門跡
    二の丸入口を守備する門の跡
    かつては東側に濠があり、下乗橋が架かかり御三家以外は籠から降りる必要がありました
  7. 江戸城百人番所
    大手三の門を守備する鉄砲百人組が詰める番所の遺構で、二の丸側に
  8. 平川濠
    三の丸の西側を防備する内濠
  9. 平川門
    江戸城三の丸の正門、奥女中や御三卿が使用
  10. 二の丸庭園
    小堀遠州作庭の将軍のための庭園(昭和43年に復元)
  11. 諏訪の茶屋
    明治45年、吹上御苑に復元、移築され外観のみ見学が可能
  12. 梅林坂
    二の丸にある太田道灌ゆかりの梅の名所
    大奥の通用門として上梅林門と下梅林門がありました
  13. 汐見坂
    坂の途中から海が見えたのが名の由来、往時には坂の上には、本丸入口の汐見坂門が
  14. 白鳥濠
    本丸と二の丸の境にある(段差は10mも)汐見坂南側の濠
    徳川家康時代の石垣が現存
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【散策に使える】 江戸城見どころガイド(1) 皇居前広場篇

訪日外国人にも人気のある皇居前広場。江戸城の内堀に隣接する一角で、江戸時代に有力大名の屋敷が並んでいた場所です。被写体に絶好の二重橋が有名ですが、実は二重橋という名の橋はないなど、トリビアもあります。皇居外苑の一部で、桜田門外の変で知られる

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