東京のモグラ駅、深さランキング TOP10

東京都交通局によれば、「駅の深さ」とは駅中心位置の地表からホーム面までの距離を示すもの。都営地下鉄の六本木駅の汐留方面行きホームは地下7階、地表から42.3mにあり、日本の地下鉄で最も深いホームとなっています。単に海抜でいえば、東京メトロ半蔵門線・住吉駅は標高-33mで、もっとも低い場所にあります。

大江戸線はTOP10に4駅、JRは1駅のみ

半蔵門線・永田町駅
半蔵門線・永田町駅

大江戸線六本木駅は、東京で最も深い駅で、地下鉄の駅としては地下7階ですが、実際のビルに当てはめると10~14階分の深さがあることになります。
大江戸線の開通が最後ということで、ほかの路線を避けるため地中深くに潜ったため。
単なる海抜でいえば隣駅の麻布十番駅の方が低い場所にありますが、六本木は標高25m、麻布十番駅は標高5mということで、線路は六本木駅から麻布十番駅に向けて下っているのです。
地下にあるので上り下りがよくわかりませんが、実は東京の地下鉄はカーブだけでなく、上り下りもかなり激しく変化しています。

2位の東中野駅は、首都高速中央環状線山手トンネルの下にあるので、地下38.8mに。
3位の国会議事堂駅は、地下6階部分が千代田線で、東京メトロの駅では一番深い場所に位置しています。
4位の後楽園駅は東京ドームの地下に位置し、ドームなどの基礎を避けるため、地下深くにホームが築かれています。

東京のモグラ駅、深さランキング TOP10

順位駅名線名深さ開業年月日
1位六本木駅都営・大江戸線-42.3m平成12年12月12日
2位東中野駅都営・大江戸線-38.8m平成9年12月19日
3位国会議事堂前駅東京メトロ・千代田線-37.9m昭和47年10月20日
4位後楽園駅東京メトロ・南北線-37.5m平成8年3月26日
5位新宿駅都営・大江戸線-36.6m平成9年12月19日
6位永田町駅東京メトロ・半蔵門線-36.0m昭和54年9月21日
7位東新宿駅東京メトロ・副都心線-35.4m平成20年6月14日
8位中井駅都営・大江戸線-35.1m平成9年12月19日
9位馬喰町駅JR・総武本線-34.4m昭和47年7月15日
10位雑司が谷駅東京メトロ・副都心線-33.8m平成20年6月14日
東京のモグラ駅、深さランキング TOP10
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「東京の地下鉄は核シェルター」説は本当か!?

かつては都市伝説といわれていた「東京の地下鉄は核シェルター」説。ロシア軍のウクライナ侵攻で、俄然、注目されたのが空爆の避難所(シェルター)ともなったキーウ地下鉄(キエフ地下鉄)。第二次世界大戦では、空襲に苦しんだ首都・東京。「ひょっとして」

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