トランプ大統領に贈った石破首相の手土産「金の兜」を鳥取県のアンテナショップに展示

石破茂首相が2025年2月7日(現地時間)、ワシントンでトランプ大統領に会った際、手土産として持参したのが郷土・鳥取県で製造された「金の兜」。「亜麻色縅満天金星兜(あまいろおどしまんてんきんぼしかぶと)で、同型の兜が2月22日(土)〜3月中旬の間、東京都港区新橋1丁目の「とっとり・おかやま新橋館」で展示されます。

目下、大人気で、2年以上待ちに

石破首相が手土産にしたのは、鳥取県鳥取市で享保2年(1717年)創業という老舗の人形店「人形のはなふさ」の「亜麻色縅満天金星兜」で、定価は16万8000円。

「人形のはなふさ」英智哉社長によると、外務省から2024年11月に発注があり、誰に向けた贈答用かは知らされていなかったことから、トランプ大統領への手土産とわかって驚いたとのこと。
林芳正官房長官によれば「トランプ氏のご家族、とりわけ孫の健やかな成長に対する願いをこめて贈呈した」と記者会見で語っていますが、兜の唐草文様は、永遠の躍動、繁栄、豊穣、活力をも表現してるのです。

「金の兜」は、複数の鉄板や素材を巧みに組み合わせる伝統的な技法を用いて手作りされ、日本古来の唐草文様もあしらわれているほか、台輪などの金具は永遠の輝きを放つようにとの想いが込められて、白金鍍金(プラチナメッキ)が施されています。

吹き返し部分の唐草文様は、明治27年創業、「龍村美術織物」の正倉院葡萄唐草紋錦を使用。
合わせ鉢に関しては、「伝統的な技法により、鉢自体の強度や耐久性が大幅に向上し、曲線や継ぎ目の美しい均整が生まれます。そのため、兜全体に気品と洗練された印象を与え、機能性と美的価値を兼ね備えたものとなります」。

「人形のはなふさ」の「亜麻色縅満天金星兜」は予約殺到で、すでに2027年分キャンセル待ちで、今申し込んでも2028年以降とのことです(オンラインショップでの予約は停止中)。

ちなみに、「とっとり・おかやま新橋館」で展示される「亜麻色縅満天金星兜」は2月19日に「人形のはなふさ」から県に寄贈されもの。
「とっとり・おかやま新橋館」展示後は、大阪・関西万博の会場などでの展示が予定されています。

英智哉社長から平井伸治鳥取県知事への贈呈式
トランプ大統領に贈った石破首相の手土産「金の兜」を鳥取県のアンテナショップに展示
開催日時 2025年2月22日(土)〜3月中旬
所在地 東京都港区新橋一丁目11番7号 新橋センタープレイス1・2階
場所 とっとり・おかやま新橋館
関連HP とっとり・おかやま新橋館公式ホームページ
電車・バスで JR・東京メトロ・都営地下鉄・ゆりかもめ新橋駅から徒歩2分
問い合わせ とっとり・おかやま新橋館 TEL:03-6280-6474/FAX:03-6274-6136
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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