水遊びに人気の「おだいばビーチ」(遊泳不可)、 その水質は!?

おだいばビーチ

東京都港区台場、東京都港湾局が管理する海上公園のひとつ、お台場海浜公園の砂浜部分が、「おだいばビーチ」。眼前にレインボーブリッチを眺める絶景で、夏場には水遊びに人気のビーチですが、はたしてその水質はどうでしょう? 水浴場水質判定基準であるCOD8mg/L以下は達成しているのでしょうか?

レインボーブリッジ・第三台場に近い方の水質が良好

おだいばビーチ
眼前にレインボーブリッジを眺める砂浜

2023年7月25日午前の調査では、お台場学園前水際がベストの水質でCODは7.5で水浴場水質判定基準をぎりぎりクリア。
都営台場一丁目アパート1号棟前水際は8.5、区立台場保育園前水際は9.0でそれぞれオーバーしています。

2023年8月30日午前の調査ではお台場学園前水際が5.4、区立台場保育園前水際6.2、区立台場保育園前水際6.4でいずれの地点も水浴場水質判定基準をクリアしています。

糞便性大腸菌群数も比較的に少なく、透明度も底が見えるほどはあるので、遊泳は禁じられていますが、水遊びには問題ない水質が確保されていると考えていいでしょう。

雨の後は汚水の流入などで水質が悪化し、好天が続くと水質が良化するので、晴れた日が続いた夏場がいいでしょう。
午後よりも午前中のほうが水質は良好なので、晴れた日の続く夏場の午前中というのが水遊びに最適な時間帯ということになります。
場所的にはレインボーブリッジ・第三台場に近い方の水質が良好な傾向に。

ただし港区によれば「強い雨が降ると市街地を浸水から守るために合流式下水道から汚水まじりの雨水が放流され、この影響により濃度が短時間で急上昇し、数日かけて元の数値に戻るという特徴がある」ということなので、この点には留意しておく必要があります。

それでも、念のため、水遊びの際には「海水に顔をつけないこと」が基本となるでしょう。

ちなみに砂浜の美しい砂は、伊豆七島・神津島の砂です。
天上山の麓、多幸湾の泊地整備で浚渫(しゅんせつ)した砂をガット船で運んだもの。
ビーチバレーボール大会なども開催できるようにと、多幸湾の白砂が選ばれたのです。
足元だけは、伊豆七島・神津島のビーチと同じ感触ということに。

おだいばビーチ
水遊びに人気の「おだいばビーチ」(遊泳不可)、 その水質は!?
所在地 東京都港区台場1-4-1
場所 おだいばビーチ
電車・バスで ゆりかもめお台場海浜公園駅から徒歩2分
ドライブで 首都高速台場ランプから800m
駐車場 お台場海浜公園中央駐車場(101台/有料)
問い合わせ お台場海浜公園管理事務所 TEL:03-5531-0852
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
お台場海浜公園

お台場海浜公園

東京都港区台場1丁目、第三台場越しにレインボーブリッジを真正面に見る東京港海上公園が、お台場海浜公園公園。人工ビーチながら、800mに渡って続くおだいばビーチ(砂は伊豆諸島の神津島の砂を使用)にはデッキウォークも設置され、ビーチで遊ぶことも

おだいばビーチ

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