日本一長い道路トンネル、世界第2位という長大な道路トンネルが東京都心に!

山手トンネル

日本で一番長い鉄道トンネル(世界第2位)は青函トンネルで53.85kmという長大なものですが、道路トンネルに限定すると、日本一は、なんと東京都心を走る首都高速道路中央環状線(C2)の山手トンネルで、18.2km、ノルウェーにあるラルダールトンネル(24.5km)に次ぎ世界第2位という長大さを誇っています。

日本最長の道路トンネルは、都心地下を通り抜けている

山手トンネル

日本最長の道路トンネルはどこ!? というクイズがあれば、多くの人は自信をもって「関越トンネル!」と答えることでしょう。
平成27年3月7日に山手トンネルが全通するまでは、関越自動車道の関越トンネルが全長11万55m(上り線)、1万926m(下り線)で、まさに「国境の長いトンネル」が昭和60年10月2日の完成から長きにわたって日本一の道路トンネルとして君臨していました。

首都高速道路中央環状線の大井JCT〜高松入口間にある山手トンネル。
大半の区間で山手通りの地下を通るのが名の由来でもあり、大井JCT〜五反田出入口間では目黒川の地下、さらには京浜運河の地下を通過しています(制限速度は60km/h)。

そのため最深部(南品川換気塔付近)では地下55mを走っていますが、川や運河下を走る「水底トンネル」でもあるため、道路法により全区間で危険物を積載する車両(タンクローリーなど)の通行が禁止されています。

避難設備として車道と区切られた避難通路と、350m以内ごとに地上に避難できる非常口が設けられているのが特徴で、要町、中落合、上落合、東中野、本町、西新宿、代々木、神山町、大橋、中目黒、五反田、南品川、大井北の13ヶ所に換気所が設置され、換気塔がそびえています。

トンネル内には、西池袋出入口、中野長者橋出入口、初台南出入口、富ヶ谷出入口、五反田出入口という5ヶ所のランプ、そして西新宿ジャンクション、大橋ジャンクションの2ヶ所のジャンクションが設置されています。

また上下などに地下鉄も走っており、東京の複雑な地下をシールド工法でトンネルを築き、首都高速を通したのです。

とくに都営地下鉄大江戸線は、山手通りの地下を3.3kmにわたって通過。
中野坂上駅〜中井駅あたりでは大江戸線の上を山手通りが通っています。
この部分は、東京都交通局が高速道路と地下鉄を一体構造として設計、施工し、高速道路の上下線の間にスペースを設け、ここに階段やエスカレーターを通す構造になっているのです。
そのため例えば大江戸線・中井駅は、地下1階が改札階、地下3階はエスカレーター・階段を乗り継ぐ踊り場、地下4階がホームという構造ですが、エスカレーターが通過する地下2階部分、エスカレーターの脇を山手トンネルが通っているのです。

ちなみに 首都高速道路は入口と出口との距離が4.3km以下は300円なので、山手トンネル途中の初台南入口で入り、中央環状線(C2)を一周してから富ヶ谷出口を出ても、料金は300円。
これはJRでいう一筆書き理論(首都圏における JRの運賃特例)と同じで4.3km以下として計算されるのです(首都高速川口線の安行で乗り、山手トンネルを通り、中央環状線を一周して新郷で下りても理屈は同じで300円となります)。

日本一長い道路トンネル、世界第2位という長大な道路トンネルが東京都心に!
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