東京都港区海岸1丁目、日の出ふ頭、芝浦ふ頭と並ぶ東京港のルーツのひとつ竹芝ふ頭にあるのが竹芝客船ターミナル。竹芝桟橋とも通称され、ここから東海汽船の伊豆諸島への大型貨客船「橘丸」(5681t)、「さるびあ丸」(6099t)が出航。ともに竹芝発は夜行便なので、東京では珍しい定期船の出航風景を目にすることもできます。
海に面した「プロムナードデッキ」が夜景スポットに

竹芝ふ頭ができる以前は、隅田川に発着していた東京湾汽船(現・東海汽船)。
関東大震災後に東京港の重要性が認識され、帝都復興事業として日の出ふ頭(大正14年)、芝浦ふ頭(昭和7年)、竹芝ふ頭(昭和9年)が完成、昭和16年5月20日に東京港が開港しています。
現在の一帯が公園化された竹芝客船ターミナルが完成したのは平成7年のこと。
海岸沿いの臨港広場にはプロムナードも整備され、レインボーブリッジ、東京スカイツリーを眺望。
中央広場には巨大なマストのモニュメントもあって、デートにも最適な雰囲気です。
ターミナルの北側には「アジュール竹芝」、南側には「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」もあってレストランの利用も可能です。
三宅島、御蔵島、八丈島への大型貨客船「橘丸」(5681t)、利島、大島、新島、式根島、神津島への「さるびあ丸」(6099t)はともに全長118mという巨体。
「橘丸」が22:30出航、「さるびあ丸」が23:00出航なので、日没時間帯〜22:30の間なら2隻が並んで接岸している光景を目にすることができます。
さらに毎週日・木曜の15:30には小笠原海運の「おがさわら丸」が入港。
日曜、木曜の夕方なら3隻が並ぶ姿を目にすることができるのです。

【東京夜景スポット】竹芝客船ターミナル | |
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