東京都文京区にある「ホテル椿山荘東京」は、ワシントンホテルで知られる藤田観光グループの東京におけるフラグシップホテル。国内最大級の「霧の庭園」の演出である東京雲海&千の光のライトアップは、通年行なわれていますが、ホテル利用者のみ、鑑賞が可能。
旧山縣有朋邸の庭を幻想的な霧が包み込む!
2000個ものノズルを使い、霧や雲と同じ10ミクロン〜20ミクロンの細かい水の粒を均一に発生させることで、高山や東北・道東の海岸で目にするような霧を生み出しています。
最新鋭の「ダヴィンチ・ヘッダー」(霧のいけうち製造「Davinci HEADER」)も導入され、幽翠池や雲錦池、赤い弁慶橋、ほたる沢付近、料亭「錦水」のエリアなど、「大雲海」時には庭園全体の約4分の3を覆っています。
雲海の放出は3分間で、10分ほど出現する仕組み。
夏に涼を得るためのミストは各地の公園で使われていますが、ホテル椿山荘東京のような人工の霧は珍しく、しかも広範囲の霧が庭園を漂い、俯瞰的に鑑賞できるのは、ここだけ。
庭園内を歩いて鑑賞すると、周囲を霧に包まれ、「雲の中」のような状態(周囲が真っ白)になることも。
「その場で少し立ち止まっていれば、霧が動いて解消するので、足元などに注意し、安全に留意してお楽しみください」とのこと(早朝や深夜は、雲海出現エリアがとくに滑りやすくなっています)。
8時台と9時台を除いて、6時台〜22時台まで、毎時2回〜4回出現し、とくに6時台、7時台と22時台の各2回、合計6回は「大雲海」となります。
つまり、宿泊して楽しむのが一番なのです。
2月〜3月は、椿と桜、5月〜6月は椿山荘名物のホタル、12月は紅葉と東京雲海が共演となります。
また梅雨、秋霖(しゅうりん)など雨の日は、霧が空気中に広がりやすいので、一味違う体験が可能。
真夏ならひとときの涼を感じることができます。
楽しみ方としては、部屋から眺める、庭園を歩いて間近に実感するなど多彩。
庭園を一望する特等席を確約する「東京雲海レストラン」(日時限定)もあるので、HPで確認を。
「後にここに住む人物も、私のように自然を守り続け、この山水を楽しむような私の望みどおりの人物であろうか」という山縣有朋の残した言葉は、「いつの時代も、その時代が必要とするオアシスであり続ける」というホテル椿山荘東京のこうした演出にも反映しているのです。
ホテル椿山荘東京 | |
名称 | ホテル椿山荘東京/ほてるちんざんそうとうきょう |
所在地 | 東京都文京区関口2-10-8 |
関連HP | ホテル椿山荘東京公式ホームページ |
電車・バスで | 東京メトロ江戸川橋駅から徒歩10分 |
駐車場 | 400台/有料 |
問い合わせ | ホテル椿山荘東京 TEL:03-3943-1111 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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