世田谷公園

東京都世田谷区池尻1丁目にある世田谷区立の公園が、世田谷公園。田園都市線の三軒茶屋駅、池尻大橋駅から徒歩20分ほどと、少し駅から離れてはいますが、噴水広場、プレーパークが整備され、土・休日などには「せたがや公園キンカン三姉妹ミニSL」も走り、ファミリーには人気です。

世田谷公園の前身は、陸軍の駒沢練兵場

世田谷区が国有地の無償貸付を受け、公園化したのが世田谷公園。
緑豊かな冒険遊び場「プレーパーク」、交通ルールや道路標識を楽しみながら学ぶ「交通広場」（D51 272を静態保存）、スケートボード広場、屋外プール（夏季のみ営業）、テニスコート、軟式野球場、洋弓場などが整備されています。

「交通広場」には幼児用ミニカートコース、ブランコ、すべり台、砂場を配置。

ちなみに世田谷公園の前身は、明治30年、荏原郡世田谷村池尻、目黒村宿山、駒澤村下引沢という広範囲な土地に設置された陸軍の駒沢練兵場。
南北は国土地理院跡から三宿病院、東西は東山中学校から池尻小学校にまで及ぶ広大なもので、駒沢練兵場の西側一帯に、野砲兵第一連隊、近衛野砲兵連隊営、砲兵旅団司令部、野戦重砲兵第八連隊営が配置され、駒沢練兵場で訓練を行なったのです。

現在の世田谷区域では池尻1丁目と2丁目の一部で、戦後は大部分が市街化されていますが（練兵場など軍事施設の跡地は公団住宅、学校、病院などに）、地元の古老は「現在の世田谷公園の場所で遊んだ」とも話しています。