牧野記念庭園

牧野記念庭園

東京都練馬区東大泉6丁目、「日本の植物学の父」といわれる牧野富太郎(まきのとみたろう)博士の旧宅跡の庭園を開放した練馬区立の公園が、牧野記念庭園。牧野博士が大正15年から昭和32年に没するまで暮らした邸宅に併設の、博士が「我が植物園」と愛した庭を公開したもの。

牧野富太郎博士が「我が植物園」と愛した庭を公開

牧野富太郎博士の偉業を末永く後世に伝えるため、昭和33年12月1日に「練馬区立牧野記念庭園」として開園(牧野富太郎博士は練馬区の名誉区民)。
園内には300種類以上の草木類が生育。
博士が生前、日本国内はもとより国外にまで自ら探し求めたものも含まれています。
本州の宮城県以北に見られる常緑の笹、スエコザサは、甘党の博士が「自然と菓子屋が目につき、この美しい娘を見染めてしまった」ことから、明治23年に結婚し、昭和2年に没した愛妻・寿衛子夫人の名を冠した笹。
前年に仙台で発見した新種のササをスエコザサ(学名ササエラ・スエコアナ・マキノ)と名付けたのです。

谷中・天王寺墓地の牧野富太郎の墓にも「世の中のあらん限りやスエコ笹」という句が刻まれています。

センダイヤは、オオシマザクラを基に生まれた栽培品種のサトザクラ群のサクラで、高知県高知市の仙台屋という店の庭にある原木から発祥したという桜で、牧野富太郎博士の命名。

令和5年春には牧野富太郎博士をモデルに描いたNHKの連続テレビ小説『らんまん』(主演・神木隆之介)が放送、さらに注目度もアップしています。

牧野記念庭園
スエコザサ
牧野記念庭園
名称 牧野記念庭園/まきのきねんていえん
所在地 東京都練馬区東大泉6-34-4
関連HP 牧野記念庭園公式ホームページ
電車・バスで 西武鉄道大泉学園駅から徒歩5分
ドライブで 関越自動車道練馬ICから約3km
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 牧野記念庭園 TEL:03-6904-6403/FAX:03-6904-6404
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
天王寺・牧野富太郎の墓

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牧野記念庭園・牧野富太郎像

牧野記念庭園・牧野富太郎像

東京都練馬区東大泉6丁目、「日本の植物学の父」といわれる牧野富太郎(まきのとみたろう)博士が大正15年から昭和32年に没するまで暮らした邸宅の「我が植物園」と愛した庭を公園にしたのが、牧野記念庭園。庭の一角にはスエコザサに囲まれた牧野富太郎

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